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【材料】昭和電工が急落、黒鉛電極の需給悪化に懸念

 昭和電工<4004>が急落、一時695円安の3835円まで売り込まれ、東証1部の前場値下がり率で第3位に売り込まれた。中国の生産拡大に伴い黒鉛電極の需給が緩むとの見方がネガティブ材料となっている。

 市場では「きょうは黒鉛電極の需給悪化見通しをベースに国内大手証券が同社株のレーティングを引き下げるとともに目標株価を6700円から4700円に2000円引き下げたことがネックとなっている。チャート的には2月下旬に高値形成後値を崩し、足もとは下値リスクが警戒されるチャートだったこともあって、売りのターゲットにされた格好。ただ、米中貿易摩擦の問題や世界景気減速への懸念とはリンクしない話で全体相場への影響は限定的」(準大手証券ストラテジスト)としていた。なお、きょうは黒鉛電極を手掛ける東海カーボン<5301>や日本カーボン<5302>も大きく売り込まれ、値下がり率で上位3銘柄はこの3社が占める状況にある。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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