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【特集】サイバリンクス Research Memo(2):主に食品関連流通業と官公庁向けに、基幹業務システム等を提供


■会社概要

1. 会社概要
サイバーリンクス<3683>は、主に流通業と官公庁向けに基幹業務システム等を提供するITサービス会社で、事業セグメントとしてはITクラウド事業とモバイルネットワーク事業が2本柱。ITクラウド事業では、食品スーパー向けと官公庁向けに特化し、「シェアクラウド」と呼ばれる共同利用のクラウドサービスを提供しているのが特色である。モバイルネットワーク事業では、ドコモショップを和歌山県内で7店舗運営し、県内の販売シェアはトップ。同社は、市場選択戦略、安定化戦略、全員経営戦略の3つの戦略で事業を推進している。

2. 沿革
同社の創業は1956年5月に遡る。当初はテレビの組立・修理業を目的に村上テレビサービスステーションとして事業を開始。1964年5月には(株)南海無線を設立し、松下通信工業(株)の代理店として官公庁向け通信制御システムの販売・保守管理を開始した。その後、1974年10月に南海通信特機(株)に商号を変更、1982年にはシステム開発事業を開始、翌年の1983年4月に富士通<6702>製品のハードメンテナンス事業も開始した。1988年10月に流通小売業のネットワーク型POS情報処理サービスを開始し、これが後の流通クラウド分野のITクラウド事業を展開する礎となった。

また1993年にはドコモショップの運営に参入し、これが現在のモバイルネットワーク事業となっている。2000年1月に南海オーエーシステム(株)など3社を吸収合併、南海通信特機を存続会社とするとともに、社名を(株)サイバーリンクスに変更した。

株式については、2014年3月に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場、2015年3月に東証2部に上場、同年10月に東証1部に指定された。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《NB》

 提供:フィスコ

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