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【材料】大塚HDが反発、「デルティバ錠」が中国で製造販売承認を取得

大塚HD <日足> 「株探」多機能チャートより
 大塚ホールディングス<4578>が反発している。同社は23日、成人の多剤耐性結核治療薬「デルティバ錠」(一般名「デラマニド」)が、中国国家食品薬品監督管理総局から製造販売承認を取得したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

 大塚製薬が創製したデラマニドは、成人の多剤耐性肺結核患者に対する治療レジメンとの併用薬として、14年4月に欧州医薬品庁より販売承認を取得(日本は14年7月に承認済み)。また、同じく14年には世界保健機関(WHO)からその使用指針が発行されている。さらに15年にはWHOが発行する必須医薬品リストにも収載され、70を超える国々で使用が進められている。中国は結核患者数で世界3位であり、推定7万3000人が多剤耐性肺結核に罹患しているとされていることから、今回の承認で業績への貢献が期待されている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

最終更新日:2018年03月26日 16時16分

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