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2018年03月15日08時17分

【経済】NYの視点:新米NEC委員長はドルの信奉者へ


トランプ政権が貿易赤字是正に向けた取り組みを緩める気配は全く見られない。むしろその逆で、政権のグローバリストの閣僚を排除することで、取り組みを強める可能性のほうが強まった。米国の保護主義貿易策が、貿易戦争につながるとの警戒感も強まり、ドルの弱気の見通しが強まりつつある。

トランプ政権は中国のテクノロジー、通信を標的に最大600億ドル規模の輸入品に関税を検討している。また、トランプ米大統領はツイートで、「我々は不公平貿易の蔓延を見逃し続けることはできない」と言及。

一方、サンダース報道官は声明で、米国政府が国家経済会議(NEC)のコーン委員長の後任として、レーガン政権下OMBのアシスタントディレクターを歴品したCNBCのコメンテーター、クドロー氏を指名することを明らかにした。クドロー氏は自由貿易の信奉者でどちらかというとグローバリスト。関税に関しては、「中国は長い間、規制に基づいて行動していない」とし、ライアン下院議長と同じく的を絞った関税導入を推奨している。

さらにドルに関しては、「トランプ大統領が強く安定したドル相場に反対する理由はない」「トランプ大統領が世界的な準備通貨の安定維持を信じない理由はない」とコメントしている。ドルの信奉者でもある。CNBCのインタビューで、「私はドルを買って、金を売る」としている。トランプ大統領も税制改革の第2弾を計画していることを明らかにしている。ドルが思いがけず上昇に転じる可能性も出てきた。

■クドロー氏見解
*ドル
「トランプ大統領が強く安定したドル相場に反対する理由はない」
「トランプ大統領が世界的な準備通貨の安定維持を信じない理由はない」
「私はドルを買って(buy king dollar)、金を売る」

*関税
「中国は長い間、規制に基づいて行動していない」
「米国はEUの自動車輸入に関税を課すことを深刻に検討している」

《CS》

 提供:フィスコ
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