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【通貨】豪ドル週間見通し:伸び悩みか、資源価格の先安観は払拭されず

ドル円 <日足> 「株探」多機能チャートより

■堅調推移、米朝関係改善への期待広がる

先週の豪ドル・円は堅調推移。豪準備銀行(中央銀行)声明で成長見通しがやや引き下げられたことや、10-12月期GDPの伸びが予想以上に鈍化したことが豪ドル売り材料になった。しかし、米朝関係改善への期待で豪ドル買い・円売りが優勢となった。米ドル・円相場が円安方向に振れたことも対円レートの上昇を促す一因となった。取引レンジ:81円49銭-83円90銭。

■伸び悩みか、資源価格の先安観は払拭されず

今週の豪ドル・円は伸び悩みか。先週の豪準備銀行(中央銀行)の声明では、成長見通しがやや引き下げられ、賃金の伸びも依然低いと指摘されており、利上げを急がないとの見方から豪ドルは買いづらい。米朝対話への期待はあるものの、トランプ米政権の保護主義的な政策への傾斜から、資源価格の先安観が台頭しており、豪ドル相場の上昇を抑える一因となる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・13日:2月NAB企業景況感指数(1月:19)
・14日:3月ウエストパック消費者信頼感指数(2月:102.7)

予想レンジ:82円00銭-85円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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