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【材料】【実況!決算説明会】マイネット<3928>---通期決算(2017年1-12月期)(6/6)

マイネット <日足> 「株探」多機能チャートより

このコンテンツは、マイネット<3928>の2017年12月期(2017年1-12月期)の決算説明会の音声を文字に起こしたものです。なお、実際の説明会で使用された資料は、同社のウェブサイトをご覧下さい。6本に分けたコンテンツの6本目です。


そしてですね、今回、組織面で一つ大きなアクションとっております。
『ONE MYNET』、ゲームサービスの事業会社4社を合併いたしました。これは、対等の合併でございます。もともとのマイネットからのゲームサービス運営をしていた(株)マイネットエンターテイメント、そしてクルーズのチームを中心にして築き上げた(株)マイティゲームス。そして、シリコンスタジオさんからのメンバーを中心に作った(株)S&Mゲームス。この3つに加え、メンバーはおりませんでしたが(株)マイネットゲームスという4社を対等に合併させることをいたしております。方式としては吸収合併方式にしておりますけれども構造上は対等のものとして、4社を合併させることで、都合550名規模のゲームサービス事業者を形成しております。経営資源を一つに集結させてさらなる成長を目指します。そして現在いるメンバーについてはですね、全員をマイネット本体籍、今回東証1部上場企業となりましたマイネットの本体社員として彼らに東1の社会的信用力をしっかりと享受してもらいながら、全員で一丸となって、ここからの年商500億円のメガベンチャーというビジョンに向けて、進んで参りたいと考えております。



さてここからは、事業戦略の部分でございます。ゲームサービスの事業戦略。現在、このゲームサービス事業における事業目標というのがございます。これが「100タイトル100チームへ」というものです。
100タイトル100チーム。これまでにすでに証明している、タイトルを積み上げれば積み上げるほど収益が成長するというわかりやすい財務面の側面ですね。同時に先ほど、オンライン化社会の三原則の中でお話しいたしましたタイトル数が増えれば増えるほどデータが蓄積されていくこと、そしてネットワークが拡大していくこと。この資産アセットたるところを100タイトル100チーム分積み上げていってそれを収益サイドにフィードバックしていくという構造を作っている。これが100タイトル100チームの本質的な意味合いであります。



タイトルを積み上げる収益成長と同時に業界最大規模のデータ蓄積と集客ネットワークによるサービスエンジンを構築していくというものです。このタイトルを積み上げてデータネットワークを作り上げていくことををサービスエンジンと呼んでおります。ある種のプラットフォームととらえていただいてもいいと思います。このサービスエンジンの中にございます各種のモジュール商品群、これをこの100タイトル100チームに向けて再度フィードバックしていく。ここである種の標準ノウハウがタイトルチームに対して提供されますので、当社のゲームサービスのプロジェクトに属するゲームクリエイターたちは、煩雑で共通化可能なものごとに時間や思考をとられることなく、本当にクリエイティブなところに、時間・思考をフォーカスして、事業に向き合うことができる。ユーザーさんのバリューに向き合うことができる。これが当社の作り上げていこうとしている姿であります。



これを進めていく中の要素分解いたしますと、まず一つがデータ、エンジンの中のデータの側面ですね、データドリブンの飽くなき推進。国内最大数のタイトルで蓄積したデータ・ノウハウを商品化して参ります。先ほどのサービスエンジンの中の各商品群というのがありまして、こちらを社内で現在は活用しております。また、このデータドリブンのための技術開発や事業化機能として、AI・データ活用を推進するmynet.ai。当社社内では「ドットAI」というふうに呼称しております。このドットAIを設立して、この現在20名ほどのデータサイエンティストやAIエンジニア、秀才集団です。彼らがここからの技術開発や事業化を推進していくということをして参ります。



次にネットワークですね。タイトルが増えれば増えるほど相互送客による集客の効果、現在広告宣伝費2%というものを実現している集客効果というものが、もっともっと高まっていく。これが100タイトル100チームになっていった時に、他社で運営している状態と、マイネットで運営してる状態どちらの方が1つのタイトルから上がる収益が大きくなるでしょうか。自明になっていくというのが当社の考える姿です。今まだまだ積み上げ中、これからもっともっと積み上げて証明をしていく考えであります。



最後、新規事業の部分ですね。昨年設立いたしました(株)ネクストマーケティング、こちらも20数名の新規事業チーム、精鋭たちが新たな事業をどんどんと創り上げております。当社の中でハンマー調査とフォーカスというように切り分けて行っております。ハンマー調査段階というのは、一定の投資額を明確にして、その新たな領域にしっかりと金脈があるかどうかを確認していくという作業を行います。その中でもしっかりと数値に基づいて金脈がここにあるといよううに証明できたものにフォーカスして、その領域を全力で採掘しにいくという動き方をしております。2017年の活動の中で、このActive Sonarというプロダクト、こちらに関してはかなり将来性が高いということを検証することができました。広告情報の一元管理をはじめとしたスマートフォンゲーム企業向けのマーケティングソリューションです。こちらを2018年はかなり集中的に採掘していくということを考えております。ただもちろんですね、次なる事業領域というのも新規事業部門の中で切り開きながら進めていくという考えでおります。



では最後になります。中期の経営ビジョン。
こちらは、変わることはありません。「領域No.1の成長事業を複数持つ」この言葉自体が当社におけるメガベンチャーという言葉の定義です。領域No.2がいっぱいあっても意味がないんです。領域No.1です。オンライン化社会においてNo.1以外は生き残りません。領域No.1、かつもちろん市場の皆様から歓迎いただける成長事業ですね。領域No.1の成長事業を複数持つ事業体になること、これを我々みずからに課して、現在の事業成長を進めております。そんなメガベンチャーとして成長して、現在の目標指標として年商500億円規模、これを中期の目標として進めて参ります。



最後ですね、2018年12月期の業績予想を示させていただいております。再設計型の仕入が増加する分、少しコストが上半期に出ます。営業利益ではレンジになっておりますけれども、ここから先100タイトル100チームに向かっていくための、ある種の投資期間であるというように今回の期間を位置付けております。そんな中でも、もちろんしっかり、ねらった数字以上の値を出して、市場の皆様に見守っていただける状態を続けて参りたいと思っております。

以上となります。本日はですね、四半期決算・通期決算、そして当社の中長期における企業の戦略についてご紹介する時間をいただきました。当社ゲームサービスにおいては、まだまださらなる事業成長を進めて参ります。それに加えて領域No.1の成長事業を次なるものとして作り上げていくメガベンチャーを目指す。年商500億円のメガベンチャーを目指します。ただそれもプロセスの一つです。本当の長期における経営ビジョンとして、この21世紀オンライン化し続けるこの社会の中で、そのオンライン化の先端で人と人を結びつける、これをやり続けます。そこに全社一丸となって向かっていく企業体、マイネット。これからもぜひ暖かく、長い目で見守っていただけますと幸いでございます。
本日はご清聴いただきましてありがとうございました。

《FA》

 提供:フィスコ

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