【市況】東京株式(前引け)=反落、米株乱高下と円高嫌気してリスク回避の売り
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場で長期金利の上昇を背景にNYダウが乱高下し結局安く引けたことから、目先リスクを避ける動きが強まった。外国為替市場で1ドル=107円台前半へと円高に振れたことも嫌気された。日経平均は一時340円強の大幅な下げで2万1600円前半まで売り込まれたが、売り一巡後は下げ渋り前引けは2万1700円台まで戻している。業種別には全面安だが、薬品や情報通信、保険、小売など内需株が相対的に底堅さをみせた。
個別では大商いの任天堂<7974>が軟調、ソニー<6758>、トヨタ自動車<7203>も冴えない。リコー<7752>が急落、日本エスコン<8892>、日新製鋼<5413>も売られた。豊和工業<6203>が安く、鹿島<1812>も値を下げた。半面、NTT<9432>が堅調、大塚ホールディングス<4578>も上昇した。東洋炭素<5310>が大幅高に買われたほか、アダストリア<2685>、小松精練<3580>も大きく値を上げた。北沢産業<9930>、メンバーズ<2130>なども高い。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)