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【経済】キャピタル アセットマネジメントが「ESG投資セミナー」を開催


 投資信託運用会社のキャピタル アセットマネジメントは20日、同社が昨年1月27日に設定した日本初の公募投資信託(追加型)として日本株式を組み入れたESG(環境対応・社会責任・企業統治)投資信託「CAM ESG 日本株ファンド」についてのセミナーを開催した。

 ESG投資は、将来の企業価値と関連性の高い「環境対応(E)」、「社会責任(S)」、「企業統治(G)」に対する経営的取り組みを評価・分析することで銘柄を選択し投資するもの。具体的には、環境対応として、製品や生産プロセスの環境への負荷度合、水資源保護など。社会責任としては、地域社会貢献、女性活躍推進、労働環境改善、サプライチェーンのリスク管理など。企業統治では、取締役会の構成、取引の透明性、汚職防止、株主権利の確保などを評価項目としている。ESGは、日本企業のキー・コンセプトとして、今後ますます重要度が増してくるものと予想される。

 セミナーでは基調講演として、証券投資論や証券市場分析で著名な京都大学の川北英隆名誉教授が「ESG投資の新潮流」について述べた。さらに、日本初のSRI専門投資顧問会社であるグッドバンカーの筑紫みずえ代表取締役社長と、同社の倉橋麻生取締役調査部長が「ESG調査の実際」について話した。最後に、キャピタル アセットマネジメントのフランクリン・クスマン株式運用部部長が、「CAM ESG日本株ファンド」の「特徴と優位性について」報告した。

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