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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

免疫生物研 <日足> 「株探」多機能チャートより
■アップル <2788>  416円 (+80円、+23.8%) ストップ高

 アップルインターナショナル <2788> [東証2]が続急騰。19日、同社が決算を発表。17年12月期の連結経常利益は前の期比35.2%減の3.3億円に落ち込んだものの、続く18年12月期は前期比3.9倍の12.9億円に急拡大する見通しとなったことが買い材料視された。今期はタイを拠点とする中古車輸出事業の販路拡大などで、21.9%の大幅増収を見込む。前期に予定していた中国子会社の清算承認手続きがずれ込み、手続き完了後に発生する為替差益6.5億円を計上することも大幅増益の要因となる。業績回復を踏まえ、従来は無配としていた前期の期末一括配当を5円実施、8期ぶりに復配するとし、今期も5円を継続する方針としたことも買いに拍車を掛けた。

■免疫生物研 <4570>  943円 (+150円、+18.9%) ストップ高

 免疫生物研究所 <4570> [JQG]がストップ高で続急騰。20日正午ごろ、生命科学インスティテュート(LSII、東京都千代田区)と新規SSEA-3抗体に関する販売許諾契約を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同社とLSIIは、共同でMuse細胞(多様な細胞に分化する能力を有する多能性幹細胞)の分離・精製などに関する研究を続けているが、その成果としてMuse細胞のマーカーの1つとして用いられている、受精卵やヒトES細胞で発現するSSEA-3に対する特異的なIgGクラス新規抗体を作製することに成功したという。今回の契約締結により、今後、免疫生物研究所は、大学や製薬企業などの研究機関へ同抗体を販売するとしている。なお、免疫生物研究所によると、18年3月期業績への影響は軽微だが、19年3月期以降は業績に寄与するとしている。

■アスラポート <3069>  528円 (+80円、+17.9%) ストップ高

 アスラポート・ダイニング <3069> [JQ]がストップ高で続急騰。19日、株主優待制度を拡充すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いが向かった。株主優待の提供回数を年1回から年2回に変更し、500株以上保有で3000円相当、1000株以上保有で6000円相当の商品を年2回贈呈する。現行制度に比べ実質倍増となる。また、保有株数2000株以上の区分を新設し、1万5000円相当の商品を年2回贈呈する。そのほか、高級ステーキ店などを運営するスティルフーズと資本業務提携することも明らかにしている。

■イード <6038>  1,057円 (+150円、+16.5%) ストップ高

 イード <6038> [東証M]がストップ高で続急騰。19日の取引終了後、同社がグループ会社エンファクトリーと、仮想通貨に関するメディアとサービスの提供を開始したと発表しており、これを好感した買いが入った。今回提供を開始するメディアの一つ「仮想通貨ビジネス総研」は、仮想通貨およびブロックチェーン技術の産業への応用、実社会への展開について情報を提供するビジネスマン向けメディア。一方の「仮想通貨の先生」は仮想通貨への投資を考える初心者に向けた情報提供サイトで、投資に対する基本的な考え方から、各仮想通貨取引所の特徴や使い方、身につけるべきセキュリティー対策などを解説するとしている。また、エンファクトリーが提供する、税理士監修による仮想通貨の確定申告用計算サービス「Coin Tool」(コインツール)」は、簡単に所得金額を知ることができるツールと、税理士によるメールサポートが受けられるサービスという。このほか、ビットコインをはじめとする仮想通貨を決済で活用できる店をまとめたデータベースサイト「仮想通貨マップ by 30min.」(仮称)などの提供も予定している。

■ワンダコーポ <3344>  1,073円 (+150円、+16.3%) ストップ高

 ワンダーコーポレーション <3344> [JQ]がストップ高で続急騰。19日の取引終了後、RIZAPグループ <2928> が同社の連結子会社化を目的に資本・業務提携すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。RIZAPグループがワンダーCo.に対して1株980円でTOBを実施するとともに、ワンダーCo.が実施する198万株の第三者割当増資を引き受けるとしている。RIZAPグループの広告・マーケティングにおける豊富なノウハウや人材を生かして、ブランド力の向上や顧客基盤の拡大を図ることで企業価値の向上を図るのが狙いという。買付予定数は557万6943株(下限240万4200株、上限設定なし)で、買付期間は2月20日から3月22日まで。TOB成立後もワンダーCo.の上場は維持する方針だ。また、第三者割当増資は、払込期間を3月29日から5月31日までとしており、払込金額は1株835円で、払込金額の総額は16億5330万円となる予定。なお、ワンダーCo.では、調達資金を新規店舗出店および業態転換による店舗強化や新規事業の強化、Webサービスの強化などに当てるとしている。

■ショーケース <3909>  1,601円 (+191円、+13.6%)

 東証1部の上昇率3位。ショーケース・ティービー <3909> が続急騰。19日の取引終了後、東京ドーム <9681> と共同開発した、クラウド型多言語オーディオガイドアプリシステム「Audio guide Q」を利用したアプリ「消防博物館 オーディオガイドアプリ」について、東京消防庁消防防災資料センター(消防博物館)の公式アプリとして提供を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。「Audio guide Q」は、専用のアプリをダウンロードすることで、スマートフォンをオーディオガイドとして利用できる、オーディオガイドアプリを作成するサービス。これを用いた「消防博物館 オーディオガイドアプリ」は日本語のほか、英語、中国語(簡体字)、韓国語、タイ語、フィリピン語に対応しており、多言語対応アプリとして、博物館のユーザビリティー向上に貢献しているという。なお、同社では同サービスを東京ドームと共同で拡販し、全国の博物館や美術館、企画展覧会、エンターテインメント施設をはじめ観光施設などに展開するとしている。

■ショーエイ <9385>  943円 (+90円、+10.6%)

 ショーエイコーポレーション <9385> [JQG]が続急騰。19日、東証が同社を26日付で東証2部へ市場変更すると発表しており、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。また、市場変更記念配当3円を実施する形で、18年3月期の期末一括配当を10円→13円(前期は10円)に大幅増額修正した。加えて、記念株主優待として18年3月末時点で100株以上を保有する株主に対し、クオカード500円分を贈呈することも明らかにしており、株主還元の拡充も好感されたようだ。

■ネットマーケティング <6175>  2,003円 (+166円、+9.0%)

 ネットマーケティング <6175> [JQ]が大幅高で4連騰。19日、同社が3月13日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。併せて、東証本則市場への変更を申請すると発表。早期の1部または2部への市場変更による知名度向上などが期待された。

■メディアF <6067>  873円 (+66円、+8.2%)

 メディアフラッグ <6067> [東証M]が大幅4日続伸。20日付の日本経済新聞で過去5年間で従業員数を大幅に増やした中堅上場企業として紹介されており、これを好材料視した買いが入ったようだ。日本経済新聞社が売上高100億円以下の上場企業約1000社「NEXT(ネクスト)1000」を対象に調査したという。記事では、「働きやすさに工夫を凝らして人材を引き寄せ、事業拡大に結びつけている」と報じており、これが評価されているもよう。

■岡谷電機産業 <6926>  773円 (+52円、+7.2%)

 東証1部の上昇率5位。岡谷電機産業 <6926> が大幅高で4連騰。同社はコンデンサーメーカーで、特にノイズ対策コンデンサーでは世界有数の商品シェアを持つ。また、その高技術力は電気自動車(EV)向けワイヤレス給電用共振コンデンサーなど成長商品開発にも生かされている。電動車の開発に注力するトヨタ自動車 <7203> は2025年頃までにエンジン車のみの車種をゼロにする積極的な戦略を打ち出している。直近、トヨタは3000億円を投じて愛知県に新たな研究開発拠点および試験場を整備する方針が伝わっており、関連銘柄の株価を改めて刺激している。同社もその流れに乗った形だ。

■アカツキ <3932>  6,230円 (+410円、+7.0%)

 東証1部の上昇率7位。アカツキ <3932> は大幅高で3日続伸。ここスマートフォン用ゲーム開発・配信を行う企業に機関投資家の持ち高整理とみられる売りが相次ぎ、同社株もその影響を強く受ける形となったが、全般リスクオフ相場が一巡したことで値ごろ感からの買い直す動きが観測されている。20日はガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> が商いを大きく膨らませて大幅続伸したことで、これに追随する動きとなった。同社の18年3月期第3四半期の連結決算は既存タイトルの拡大と新規タイトルの投入が寄与して、売上高が159億8100万円(前年同期比2.1倍)、営業利益79億600万円(同2.5倍)と高変化をみせており、足もとの業績好調が買い安心感につながっている。

■ユニオンツル <6278>  4,085円 (+240円、+6.2%)

 東証1部の上昇率8位。ユニオンツール <6278> が大幅高で続急伸。19日、同社が決算を発表。17年12月期の連結経常利益は前の期比30.0%増の37.1億円に拡大して着地。続く18年12月期も前期比13.0%増の42億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。今期は活況な電子機器業界や自動車電装化の進展など背景に、強みとするプリント配線板用ドリルの高付加価値品の需要が伸びる。なお、前提為替レートは1ドル=105円、1ユーロ=135円に設定した。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比4円増の60円に増配する方針としたことも支援材料となった。

■サンケン <6707>  843円 (+46円、+5.8%)

 サンケン電気 <6707> が全般軟調相場に逆行し大幅高で4日続伸。同社は電源関連に強みを持つ半導体デバイスメーカーだが、世界屈指のパワー半導体メーカーとして抜群の商品競争力を持っている。パワー半導体は、電気エネルギーの変換や制御に使われる半導体だが、従来型のシリコンウエハーでは薄化プロセスで電圧に耐えられなくなる状況が大きな課題となっていた。そのなか、同社では次世代パワー半導体と呼ばれる炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)の開発に早くから着手しており、同分野で業界を先駆している。足もとの業績も好調で今3月期は営業利益段階で前期比69%増の100億円を計画している。

※20日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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