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【材料】<注目銘柄>=津田駒、中国やインド向け自動化ニーズ取り込み成長本番へ

 津田駒工業<6217>は戻り相場の初動で仕込み場といえる。早晩切り返し態勢を鮮明として300円台復帰を窺う展開となりそうだ。

 同社は繊維機械のトップメーカーでその技術力は高く、空気を活用した噴射力により糸を飛ばし織物を編む「エアジェットルーム」や水を活用した「ウォータジェットルーム」で世界でも一頭地を抜く実力を有している。同商品は政府主導で製造業の自動化投資を進める中国向けで既に高い実績を有しているほか、インド市場や東南アジアの開拓にも積極的で受注は増勢を強めている。

 18年11月期は自動車向け工作機械の好調も寄与して、本業のもうけを示す営業利益は前期比6割増の10億円と高い伸びを見込んでいる。アジア地域の市場開拓余地はこれからが佳境入りで、中期的な成長シナリオは株価には織り込まれていない。直近は1月下旬にマドを開けて買われ1月22日に329円の高値をつけた後、全体波乱相場のなか調整を余儀なくされたが、マド埋め完了後、仕切り直しの買いが入り始めている。(市)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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