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【材料】新興市場銘柄ダイジェスト:アミタHDがストップ高、ニッパンRは昨年来高値更新

アミタHD <日足> 「株探」多機能チャートより

<2195> アミタHD 2787 +500
ストップ高。パナソニック<6752>、三井物産<8031>など7社が地域密着型の再生可能エネルギー電源の開発で連携すると報じられている。当初の会員企業として同社も挙がっており、材料視されたようだ。この報道によれば、7社は共同で2月下旬に日本サステイナブルコミュニティ協会と呼ぶ窓口組織を設立。開発に意欲的な市町村を募り、調査や商談を経てバイオマスや太陽光の小型発電所の建設・運営を支援するという。

<4669> ニッパンR 2113 +258
一時ストップ高で昨年来高値更新。17年12月期決算を発表している。営業利益は前期比18.2%増の3.49億円となり、従来予想(3.60億円)をやや下回って着地した。一方、18年12月期の通期業績については営業利益で同31.5%増の4.60億円との見通しを示しており、ポジティブ視されたようだ。オリンピック関連工事への需要に対応するための建築工事対応力などを強化し、賃貸料収入増加を目指す。建設機械の修理売上増加なども図る。

<6062> チャームケア 2214 +130
急反発。3月9日付でジャスダック(スタンダード)から東証2部へ市場変更すると発表している。また、3月31日(実質的には30日)を基準日として1株につき2株の割合株式分割を実施する。同時に公募増資の実施も発表しているが、希薄化懸念より市場変更や株式分割を材料視する動きが優勢となった。なお、公募増資で発行する新株式数は43万5000 株、オーバーアロットメントによる売出しが6万5000株。手取概算額は9.58億円となる。

<4824> メディアシーク 864 +99
大幅に3日続伸し昨年来高値更新。東証が本日売買分から信用取引に関する臨時措置を解除している。また、日証金も同日から増担保金徴収措置を解除した。同社は1月16日、BrainTech(脳神経科学)を活用したサービス開発でイスラエルのMyndlift Ltd.と協業すると発表して人気化した。株価は1月23日に一時833円を付けるまで上昇したが、その後は信用規制が重しとなり調整する場面もあった。

<3851> 日本一S 2010 +400
ストップ高比例配分。スマートフォン向けゲームアプリ「魔界ウォーズ」のiOS版を2月16日に配信開始したと発表している。全世界累計販売本数300万本を突破している同社の主力シリーズ「魔界戦記ディスガイア」とクローバーラボが配信しているスマホ向けアプリ「ゆるドラシル」の両社IP(知的財産)と開発ノウハウを活かしたタイトルとなる。Android版は2月15日に配信開始している。

<3996> サインポスト 17000 +2180
大幅に3日続伸。直近IPO銘柄物色の流れが追い風となったほか、パナソニック<6752>がヴィンクス<3784>と無人レジ開発で業務提携すると発表したことがサインポストにとっても刺激材料となったようだ。サインポストは昨年11月にマザーズへ上場し、人工知能(AI)を搭載した無人レジ「ワンダーレジ」の開発で注目を集めている。無人レジ普及への期待が高まったようだ。

<4571> ナノキャリア 1013 -75
急反落。朝方に一時1118円まで上昇する場面があったが、その後は戻り待ちの売りに押される展開となった。みずほ証券では、2月16日に同社が発表した中外薬<4519>との共同研究契約見直しについて、契約が延長されなかったとみられることからネガティブな第一印象と指摘している。ただ、製造に関する特定基準を満たせば再契約の可能性が高いことなどから、実態的な影響はほとんどないとみている。

《DM》

 提供:フィスコ

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