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【材料】エムアップ---3Qは売上高が2.5%増、新規事業やサービスの開発と育成に注力

エムアップ <日足> 「株探」多機能チャートより

エムアップ<3661>は14日、2018年3月期第3四半期(2017年4~12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.5%増の27.90億円、営業利益が同16.7%減の2.44億円、経常利益が同15.6%減の2.67億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同13.4%減の1.73億円となった。

携帯コンテンツ配信事業は、事業の基盤となる有料会員の新規獲得を図るべく、アーティストや声優、タレントのファンクラブサイトの新規開設や、他社からのサイト運営の移管に取り組んだ。また、既存のファンクラブサイトにおいても、ファンメールやWEBラジオ機能等を実装し、サイトの高付加価値化、差別化を図り、会員数維持や単価上昇のための施策を講じた。
新規事業への取り組みは、テレビ局が提供するアニメ動画見放題サービスの開発や、タテ型アニメ視聴アプリのリリースなど、これまでのコンテンツ配信で培った経験やノウハウを活用し、動画配信分野の強化、開拓を進めた。また、アイドルグループとのコラボレーション公式アプリについては、2タイトルの配信を開始した。

PCコンテンツ配信事業は、アーティスト及びタレント等のPC向け有料ファンクラブサイトの運営を行った。また、将来の携帯コンテンツ配信事業での有料化を見据え、アーティストや俳優、声優などのオフィシャルサイトの受託制作なども実施した。

eコマース事業は、CD、DVD及びブルーレイといった音楽映像商品と、それに関連するアーティストグッズを中心に、大手レコード会社との提携によるレコード会社の公式販売サイトの運営管理と、同社の運営サイトを通じた販売の両面から事業を展開した。この他、アパレル商品の委託販売なども実施した。

2018年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比13.8%減の32.00億円、営業利益が同10.3%増の4.70億円、経常利益が同0.6%増の4.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益が3.10億円とする期初計画を据え置いている。

《TN》

 提供:フィスコ

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