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【特集】システム ディ Research Memo(14):既存ユーザーで安定的な事業基盤を確立

システムディ <日足> 「株探」多機能チャートより

■事業部門別動向

6. 薬局ソリューション事業
薬局ソリューション事業は連結子会社のシンクが手掛ける事業で、小規模の独立系調剤薬局に対してレセプトコンピュータ(レセコン)の『GOHL2』などを提供している。2015年10月期には新製品の医薬品過誤防止システム『GOHL PICKING』をリリースした。

2017年10月末の導入店舗数は1,222店で、半年前から横ばいとなっている。システム ディ<3804>のソフトウェアは個人経営のような小規模薬局を主な対象としており、地域的には大阪や和歌山など関西圏が中心となっている。中小薬局は厚生労働省の中長期的な薬局ビジョンに対応することが難しくなりつつあり、業界再編の波にさらされている。そうしたなかでの顧客数の現状維持は上々の出来と弊社では評価している。

国内には約58,000店の調剤薬局店舗があるとされるが、その半数以上が「1人調剤薬局」とみられており、調剤薬局業界は大手企業グループと個人経営・小規模薬局に大きく2極分化する方向にある。厚生労働省が掲げる“患者のための薬局ビジョン”の実現は個人・小規模薬局にとっては極めてハードルが高いが、個人・小規模薬局を一方的に集約に向かわせるような政策は採らないのではないかと弊社ではみている。同社の製品ラインナップにはレセコンのほか服薬情報一元管理ができる『薬歴情報電子ファイル』など、個人・小規模薬局の経営効率改善に寄与できるソフトウェアがそろっている。ビジネスエリアを現在の関西圏から拡大するには様々な制約もあるが、全国には30,000店近い潜在顧客が存在しており、それらをどのように攻略していくか見守りたい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ
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