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【特集】<話題の焦点>=花粉対策の新定番!? 「ハイドロ銀チタン」関連に注目

ミズノ <日足> 「株探」多機能チャートより
 最近、歌舞伎役者の市川海老蔵氏が出演する「花粉を水に変えるマスク」のテレビコマーシャルが流れている。これは感染症やアレルギー疾患治療薬の開発を専門とする創薬会社のDR.C医薬(東京都新宿区)が販売している製品で、「ハイドロ銀チタン」技術を活用したもの。花粉対策の定番といえばマスクや目薬、アレルギー薬などが挙げられるが、今年は「ハイドロ銀チタン」関連商品にも注目が集まりそうだ。

 「ハイドロ銀チタン」は光触媒を進化させた素材で、光がなくても作用するハイブリッド触媒。花粉やハウスダスト、カビなどのタンパク質、汗、ニオイ、不衛生タンパク質を分解して水に変えることができるDR.C医薬独自のクリーン技術だ。抗菌剤や抗菌スプレーはコーティングすることで不衛生なタンパク質をブロックし、生地上に付着させないようにしたり、菌を不活化させたりするが、菌やその残骸を分解することはできず、「ハイドロ銀チタン」はタンパク質そのものを分解できる点に違いがある。

 また、「ハイドロ銀チタン」はアトピー性皮膚炎の原因因子である黄色ブドウ球菌を分解できることからアトピー性皮膚炎の症状が軽減する可能性があるほか、インフルエンザやO157などを分解することが証明されている。

 「ハイドロ銀チタン」技術を活用した製品はマスク以外でも販売されており、ミズノ<8022>は昨年3月からハンドタオルやフェイスタオル、バスタオル、シャツ、フェイスガードなどを順次展開。はるやまホールディングス<7416>は今月10日から同技術を施したノーアイロンシャツの販売を開始した。

 このほか、川辺<8123>がハンカチ、ムーンバット<8115>が花粉対策帽子、ワコールホールディングス<3591>がインナーに活用。アニコム ホールディングス<8715>、ソトー<3571>は同技術を活用したさまざまな製品化を目指す企業連合活動「ハイドロ銀チタンで未来をつくるプロジェクト」に参画している。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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