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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

リニカル <日足> 「株探」多機能チャートより

■リニカル <2183>  1,255円 (-260円、-17.2%)

 東証1部の下落率4位。リニカル <2183> が急反落。13日大引け後(16:00)に決算を発表。「今期経常を一転17%減益に下方修正」が嫌気された。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比17.1%減の13.3億円に減った。併せて、通期の同利益を従来予想の23.4億円→17.1億円(前期は20.7億円)に26.9%下方修正し、一転して17.5%減益見通しとなった。

■トリドール <3397>  3,145円 (-420円、-11.8%)

 トリドールホールディングス <3397> が続急落。13日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。「4-12月期(3Q累計)税引き前が13%減益で着地・10-12月期も45%減益」が嫌気された。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比12.6%減の60.9億円に減り、通期計画の89.9億円に対する進捗率は67.7%にとどまり、3年平均の87.9%も下回った。

■日本信号 <6741>  932円 (-115円、-11.0%)

 日本信号 <6741> が急落し昨年来安値を更新した。13日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を880億円から840億円(前期比2.3%増)へ、営業利益を60億円から21億円(同50.8%減)へ、純利益を45億円から20億円(同42.9%減)へ下方修正したことが嫌気された。当初予定していた案件の立ち上がりの遅れで売上高が計画を下回る見通しであるほか、交通運輸インフラセグメントの一部案件で想定を超える初期的な開発費が発生したことなどが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(17年4-12月)決算は、売上高469億5200万円(前年同期比4.2%増)、営業損益20億1600万円の赤字(前年同期11億1900万円の赤字)、最終損益18億300万円の赤字(同8億6600万円の赤字)だった。

■日信工業 <7230>  1,685円 (-204円、-10.8%)

 日信工業 <7230> が3日続急落。13日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。「今期税引き前を一転赤字に下方修正」が嫌気された。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前損益は37.3億円の赤字(前年同期は105億円の黒字)に転落した。併せて、通期の同損益を従来予想の130億円の黒字→10億円の赤字(前期は128億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

■スミダコーポ <6817>  1,560円 (-155円、-9.0%)

 スミダコーポレーション <6817> が3日続急落。13日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。「今期税引き前は5%減益、前期配当増額も今期減配」が嫌気された。17年12月期の連結税引き前利益は前の期比4.2%増の56.9億円に伸びたが、18年12月期は前期比5.2%減の54億円に減る見通しとなった。同時に、前期の年間配当を24円→45円(前の期は34円)に増額し、今期は前期比9円減の36円に減配する方針とした。

■福井コン <9790>  2,204円 (-202円、-8.4%)

 福井コンピュータホールディングス <9790> が3日続急落。株価は一時、13日に比べ10.6%安に売られ昨年来安値を更新した。大和証券は13日、同社株の投資判断を「1(買い)」から「2(アウトパフォーム)」へ引き下げた。目標株価は4400円から3100円に見直した。第3四半期累計の営業利益は28億600万円(前年同期比24%増)と堅調で18年3月通期の業績予想(31億5000万円)に対する進捗率は89%と想定を上回って推移している。同証券では、今期営業利益は35億8000万円へ上振れすると予想している。ただ、「i-Construction」対応の測量・土木の鈍化により、測量・土木CADは減益となった。足もとの測量・土木CADの回復感が乏しいことなどを警戒しレーティングを見直している。

※14日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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