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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:日エスコン、ネクソン、ニコン

日エスコン <日足> 「株探」多機能チャートより
■ヨータイ <5357>  706円  +100 円 (+16.5%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証1部 上昇率1位
 8日、ヨータイ <5357> が18年3月期の連結経常利益を従来予想の14億円→33億円に2.4倍上方修正。従来の30.5%減益予想から一転して63.9%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。世界景気の回復を追い風に、鉄鋼や非鉄、電子部品向け耐火物の受注が想定以上に伸びる。中国の環境規制強化などで高騰する原料コストを吸収し、大幅増益に転じる。前日終値ベースの予想PERが14.0倍→5.5倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■日本エスコン <8892>  780円  +100 円 (+14.7%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率3位
 8日、日本エスコン <8892> が決算を発表。17年12月期の連結経常利益は前の期比67.5%増の59.8億円に伸びて着地。続く18年12月期も前期比45.3%増の87億円に拡大し、11期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期も分譲マンションの販売を主力とする不動産販売事業の収益拡大を見込む。併せて、今期の年間配当は前期比2円増の20円に増配する方針としたことも支援材料となった。さらに前日終値ベースの予想PERが8.5倍→7.7倍に低下する一方、配当利回りは2.94%に上昇し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

■ネクソン <3659>  3,725円  +355 円 (+10.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 ネクソン <3659> が急反騰し、上場来高値を更新した。8日、3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。17年12月期の連結税引き前利益は前の期比48.5%増の699億円に拡大、2期ぶりに過去最高益を更新した。

■淺沼組 <1852>  404円  +37 円 (+10.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 淺沼組 <1852> が急反発。8日、18年3月期の連結経常利益を従来予想の65.2億円→73.3億円に12.4%上方修正し、増益率が2.1%増→14.8%増に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。手持ち工事の順調な進捗に加え、工事採算が改善することが上振れの要因となる。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の11円→15円(前期は10円)に大幅増額修正した。前日終値ベースの期末配当利回りが4.1%に上昇したことも評価材料となった。

■河合楽器製作所 <7952>  3,405円  +280 円 (+9.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 河合楽器製作所<7952>は大幅続伸。同社は8日取引終了後、18年3月期第3四半期累計(17年4月~12月)の連結決算を発表した。売上高は517億6900万円(前年同期比6.7%増)、営業利益は21億2700万円(同12.7%増)、最終利益は16億5500万円(同16.8%増)だった。最終利益は、通期予想の16億5000万円(同1.1%増)を超過達成している。ピアノ販売が中国で伸長しているのをはじめ、北米などでも堅調に推移したほか、デジタルピアノも欧州や北米を中心に伸長した。素材加工事業は半導体関連部品や自動車関連部品の受注が増加した。通期業績予想は従来見通しを据え置いた。通期業績は売上高690億円(前期比3.7%増)、営業利益27億円(同16.4%増)、最終利益16億5000万円(同1.1%増)を見込んでいる。

■イハラサイエンス <5999>  2,450円  +196 円 (+8.7%)  11:30現在
 8日、イハラサイエンス <5999> [JQ]が18年3月期の連結経常利益を従来予想の26億円→33億円に26.9%上方修正。増益率が3.6%増→31.5%増に拡大し、11期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。半導体・液晶製造装置向けを中心に継ぎ手やクリーンバルブの受注が伸び、売上が計画を14.3%も上回ることが利益を押し上げる。業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の32円→45円(前期は35円)に大幅増額修正したことも支援材料となった。前日終値ベースの予想PERが12.8倍→9.6倍に低下する一方、期末配当利回りは2.0%に上昇し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■クックパッド <2193>  650円  +47 円 (+7.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 クックパッド<2193>が大幅反発。8日の取引終了後に発表した17年12月期決算が、売上高134億800万円(前の期比20.4%減)、営業利益53億9100万円(同7.5%増)、純利益34億9100万円(同3.7倍)と大幅増益となったことが好感されている。みんなのウェディング<3685>を売却したことや広告事業の売り上げ減少で売上高は減収となったが、連結範囲の変更や子会社数の減少で販管費が減少したことが利益増につながった。また、みんなのウェディングなどの売却益があり、最終利益の増益幅は大きくなった。なお、18年12月期業績予想は非開示としている。また、料理動画事業を分社化し、新会社CookpadTVを4月に設立するとあわせて発表しており、これを好材料視する向きもあるようだ。同事業の意思決定スピードを加速させるのが狙いとしている。

■武蔵精密工業 <7220>  3,750円  +235 円 (+6.7%)  11:30現在
 武蔵精密工業 <7220> が続急伸、株価は一時昨年11月6日につけた高値3845円と同値まで上昇した。8日に発表した18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比80.6%増の104億円に拡大して着地したことが買い材料視された。アジアを中心に自動車部品の販売が好調だったほか、昨年買収した独ハイ社の業績貢献などが寄与した。円安による為替差損益の好転も大幅増益の要因となった。併せて、通期の同利益を従来予想の130億円→145億円に11.5%上方修正。増益率が25.9%増→40.5%増に拡大する見通しとなった。

■日本CMK <6958>  1,035円  +55 円 (+5.6%) 一時ストップ高   11:30現在
 日本CMK <6958> が全般相場急落に逆行して大きく買われている。8日に発表した18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比2.2倍の31.6億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。自動車電装化の進展などを背景に、車載用プリント配線基板の受注が国内や中国で拡大したことが寄与。原材料価格は上昇したものの、生産能力拡大と生産性向上で吸収した。通期計画の37億円に対する進捗率は85.5%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ジーテクト <5970>  2,115円  +107 円 (+5.3%)  11:30現在
 ジーテクト <5970> が急反発。8日、18年3月期の連結経常利益を従来予想の132億円→145億円に9.8%上方修正。従来の8.5%減益予想から一転して0.5%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。中国や欧州で自動車ボディ部品などの販売が計画を上回るうえ、円安による収益押し上げ効果も上振れに貢献する。前日終値ベースの予想PERが10.0倍→8.9倍に低下したことで見直し買いも向かったようだ。なお、同時に発表した4-12月期の同利益は前年同期比0.7%増の110億円だった。

■ブロードリーフ <3673>  1,099円  +53 円 (+5.1%)  11:30現在
 ブロードリーフ <3673> が2月8日大引け後(15:00)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。17年12月期の連結税引き前利益を従来予想の20.5億円→29.8億円(前の期は29.2億円)に45.4%上方修正し、一転して2.0%増益見通しとなった。
  ⇒⇒ブロードリーフの詳しい業績推移表を見る

■ニコン <7731>  2,068円  +51 円 (+2.5%)  11:30現在
 ニコン<7731>が3日続伸。8日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を7100億円から7200億円(前期比3.9%減)へ、営業利益を450億円から530億円(同68.5倍)へ上方修正し、期末配当予想を17円(前年同期4円)にすると発表したことが好感されている。デジタルカメラが新商品の投入効果などで想定以上に好調なほか、為替レートが円安で推移していることが寄与する。また、FPD露光装置分野および半導体露光装置分野が原価低減とサービス収益の改善で増益を見込んでいることも貢献するという。なお、純利益は300億円(同7.6倍)で据え置いている。なお、年間配当は31円(前期16円)となる予定だ。同時に発表した第3四半期累計(17年4~12月)決算は、売上高5252億6200万円(前年同期比7.2%減)、営業利益414億9100万円(同2.2倍)、純利益223億900万円(同56.7%増)だった。

■テルモ <4543>  5,210円  +100 円 (+2.0%)  11:30現在
 テルモ<4543>が全般安のなか続伸している。8日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を5750億円から5880億円(前期比14.4%増)へ、営業利益を820億円から920億円(同20.1%増)へ、純利益を530億円から760億円(同40.2%増)へ上方修正しており、最終利益が減益予想から一転して増益予想となることが好感されている。足もとで、アクセスデバイスや血管内診断デバイスを中心に心臓血管カンパニーのカテーテル事業が好調に推移。また、ホスピタルカンパニーで輸液ラインが好調に推移し、ポンプが回復したことなどを受けて第3四半期累計(17年4~12月)業績が堅調だったことが要因という。また、為替相場が想定より円安で推移したことも貢献する。なお、同時に発表した第3四半期累計決算は、売上高4369億5500万円(前年同期比16.7%増)、営業利益723億7400万円(同22.9%増)、純利益634億8500万円(同99.5%増)だった。

■ヨシックス <3221>  3,475円  +25 円 (+0.7%)  11:30現在
 ヨシックス<3221>がしっかり。8日の取引終了後、18年3月期の単独業績予想について、売上高を149億7500万円から152億5600万円(前期比20.0%増)へ、営業利益を14億3800万円から15億2400万円(同33.0%増)へ、純利益を10億6400万円から11億1000万円(同27.5%増)へ上方修正したことが好感されている。既存店売上高が好調に推移していることに加えて、「や台ずし」を中心とした42店舗の新規出店も寄与した。なお、同時に発表した第3四半期累計(17年4~12月)決算は、売上高115億9100万円(前年同期比22.9%増)、営業利益12億3300万円(同40.5%増)、純利益8億8300万円(同32.0%増)だった。

■TOWA <6315>  1,549円  -400 円 (-20.5%) ストップ安   11:30現在  東証1部 下落率2位
 TOWA <6315> が2月8日大引け後(15:30)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比10.5%減の31.9億円に減り、通期計画の45.2億円に対する進捗率は70.6%にとどまり、5年平均の108.6%も下回った。
  ⇒⇒TOWAの詳しい業績推移表を見る

■ノーリツ鋼機 <7744>  2,018円  -428 円 (-17.5%)  11:30現在  東証1部 下落率3位
 ノーリツ鋼機 <7744> が2月8日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比47.6%増の45.9億円に拡大し、通期計画の52億円に対する進捗率は88.3%となり、3年平均の88.8%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒ノーリツ鋼機の詳しい業績推移表を見る

●ストップ高銘柄
 日経VI <2035>  3,135円  +502 円 (+19.1%) ストップ高   11:30現在
 理研グリーン <9992>  522円  +80 円 (+18.1%) ストップ高   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 新日本電工 <5563>  402円  -80 円 (-16.6%) ストップ安売り気配   11:30現在
 など、2銘柄

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