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【材料】<動意株・7日>(前引け)=岡本硝子、SUMCO、ケーヒン

岡本硝子 <日足> 「株探」多機能チャートより
 岡本硝子<7746>=急反発。同社は午前9時45分ごろ、多層膜蒸着技術によるガラス容器への加飾蒸着の受託生産を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。同社はこれまで、耐熱性のあるガラスへ多層膜を蒸着することで、可視光線のみを反射するデンタルミラーやプロジェクター用反射鏡を主力製品へと育成してきたが、同技術は膜構成を変えることで、見る角度によって微妙な色変化をみせるとともに正面視では内容物の液体残量がよくわかる透明ガラス容器への加飾蒸着にも応用できることから、今回の受託生産開始に至ったという。同社では、高価格帯のガラス容器の加飾蒸着で有力なサプライヤーとなることを目指して営業を強化するとしており、業績への貢献が期待されている。

 SUMCO<3436>=急反騰。同社は6日の取引終了後、17年12月期の連結決算を発表しており、売上高2606億2700万円(前の期比23.3%増)、営業利益420億8500万円(同3.0倍)、純利益270億1600万円(同4.1倍)と大幅増益だったことが好感されている。スマートフォンの高機能化やデータセンター増強に伴う需要が活発で300ミリウエハーが好調に推移したほか、200ミリ以下の小口径ウエハーも自動車・産業・IoT向けが牽引し、春先以降は需給がひっ迫した。また、300ミリウエハーの値戻しが進んだことも寄与した。なお、期末配当は従来予想の16円から2円増額して18円とし、年間配当は28円(前の期10円)となる。

 ケーヒン<7251>=3日ぶりに大幅反発。同社は6日取引終了後、18年3月期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上収益を3360億円から3490億円(前期比7.2%増)へ、営業利益を225億円から240億円(同4.6%増)へ、最終利益を142億円から150億円(同35.3%増)へそれぞれ増額した。売上収益では、二輪車・汎用製品および四輪車製品の販売増加や、為替換算上の影響により、前回発表を上回る見込み。利益では、売上増に伴う利益の増加や、為替の影響などにより前回発表を上回る見込み。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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