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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:シグマクシス、アイスタイル、三菱自

シグマクシス <日足> 「株探」多機能チャートより
■シグマクシス <6088>  1,577円  +164 円 (+11.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 シグマクシス <6088> が急反騰し、昨年来高値を更新した。5日に発表した18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比69.0%増の8.3億円に拡大して着地したことが買い材料視された。コールセンター案件に伴うハードウェア製品の販売が減少したものの、利益率の高いコンサルティングサービスの売上増加や内製化の進展で採算が向上したことが寄与。持分法投資損益の改善や受取配当金の増加も利益を押し上げた。昨年12月に上方修正した通期計画の10億円に対する進捗率は83.0%に達しており、さらなる業績上振れが期待できる状況にある。

■アイスタイル <3660>  1,436円  +65 円 (+4.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 アイスタイル<3660>が全般安のなか続伸し、連日の実質上場来高値更新となっている。前週末2日の取引終了後に発表した第2四半期累計(17年7~12月)連結決算で、売上高138億5100万円(前年同期比64.4%増)、営業利益12億1300万円(同65.9%増)、純利益6億9900万円(同47.3%増)と大幅増益だったことが引き続き好材料視されている。BtoBの既存サービスが着実に成長したほか、@cosmeでランキング上位の商品の取り扱いの強化や、@cosmeからの送客の強化などが奏功しBeauty Service事業が好調に推移したという。また、中国越境EC事業も急成長しているとしていることから、16日からの中国の春節を控えて、業績へのさらなる好影響も期待されているようだ。なお、18年6月期業績予想は売上高266億円(前期比40.8%増)、営業利益20億円(同36.5%増)、最終利益11億5000万円(同6.9%増)の従来見通しを据え置いている。

■日本冶金工業 <5480>  315円  +11 円 (+3.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 5日、日本冶金工業 <5480> が18年3月期の連結最終利益を従来予想の12億円→37億円に3.1倍上方修正。従来の48.9%減益予想から一転して57.5%増益見通しとなったことが買い材料視された。ステンレス材の販売価格引き上げや子会社の業績好調が寄与する。川崎製造所の火災事故にかかる保険差益14.8億円を計上することも最終利益を押し上げる。業績上振れに伴い、従来未定としていた期末一括配当は4円(前期は2.5円)実施する方針としたことも支援材料となった。

■マルハニチロ <1333>  3,215円  +80 円 (+2.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 マルハニチロ <1333> が全般急落相場に逆行し、反発している。5日に発表した4-12月期決算は経常減益となったが、決算とあわせて通期予想の上方修正を発表しており、これがポジティブサプライズとなっているようだ。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比4.7%減の251億円だった。漁業・養殖セグメントが好調だった一方、魚価高騰や円安による仕入れコストの増加が利益を圧迫した。しかしながら、売上、利益ともに当初の年間計画に対しては好調に推移していることを踏まえ、通期の同利益を従来予想の250億円→275億円に10.0%上方修正。減益率が10.3%減→1.3%減に縮小する見通しとなった。

■ティラド <7236>  3,880円  +95 円 (+2.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 5日、ティラド <7236> が18年3月期の連結経常利益を従来予想の56億円→64億円に14.3%上方修正。増益率が58.0%増→80.6%増に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。今期業績の上方修正は昨年11月に続き、2回目。タイと中国子会社で主力の自動車用熱交換器などの販売が増加することが上振れの要因となる。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の33円→53円に大幅増額修正したことも支援材料となった。前日終値ベースの予想PERが12.6倍→10.4倍に低下し、割安感が強まっている。

■三菱自動車工業 <7211>  822円  +4 円 (+0.5%)  11:30現在
 5日、三菱自動車工業 <7211> が18年3月期の連結経常利益を従来予想の790億円→1100億円に39.2%上方修正。増益率が8.8倍→12倍に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。中国や東南アジア、北米などで販売台数が上振れするうえ、コスト削減の進展も寄与する。円安による採算改善や持分法投資利益の増加なども利益を押し上げる。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の14円→17円(前期は10円)に増額修正したことも支援材料となった。

■日本ケミコン <6997>  2,968円  -597 円 (-16.8%)  11:30現在  東証1部 下落率7位
 5日に決算を発表。「今期最終を51%下方修正」が嫌気された。
 日本ケミコン <6997> が2月5日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は5.3億円の黒字(前年同期は4.6億円の赤字)に浮上して着地した。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の43億円→21億円(前期は8.4億円)に51.2%下方修正し、増益率が5.1倍→2.5倍に縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒日本ケミコンの詳しい業績推移表を見る

■あらた <2733>  4,990円  -1,000 円 (-16.7%) ストップ安   11:30現在  東証1部 下落率8位
 あらた<2733>がストップ安の4990円まで売られている。5日の取引終了後に発表した第3四半期累計(17年4~12月)連結決算は、売上高は5599億8500万円(前年同期比3.8%増)、営業利益69億2700万円(同15.1%増)、純利益52億500万円(同34.1%増)と2ケタ営業増益となったが、18年3月期通期業績予想を売上高7240億円(前期比2.8%増)、営業利益87億円(同17.8%増)、純利益58億円(同19.3%増)の従来見通しを据え置いたことから、失望売りが出ているようだ。第3四半期累計業績は、化粧品や装粧品などのヘルス&ビューティー商品や、衣料用洗剤、文具、食品などトイレタリー商品がドラッグストアやディスカウントストア向けを中心に好調に推移した。なお、従来35円を予定していた期末配当を5円増額して40円にすると発表したが、これに対する反応は限定的のようだ。年間配当は75円(従来予想70円)となり、前期実績の65円に対しては10円の増配となる予定だ。

■日本電気硝子 <5214>  3,610円  -635 円 (-15.0%)  11:30現在
 5日に決算を発表。「今期経常は15%減益、実質増配へ」が嫌気された。
 日本電気硝子 <5214> が2月5日大引け後(15:00)に決算を発表。17年12月期の連結経常利益は前の期比2.4倍の341億円に拡大したが、18年12月期は前期比15.0%減の290億円に減る見通しとなった。
  ⇒⇒日本電気硝子の詳しい業績推移表を見る

■KYB <7242>  5,930円  -1,000 円 (-14.4%) ストップ安   11:30現在
 5日に決算を発表。「今期税引き前を8%下方修正」が嫌気された。
 KYB <7242> が2月5日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比26.5%増の165億円に伸びた。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の228億円→210億円(前期は188億円)に7.9%下方修正し、増益率が20.9%増→11.4%増に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の157億円→158億円(前期は145億円)に0.6%上方修正し、増益率が7.9%増→8.6%増に拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒KYBの詳しい業績推移表を見る

■リケンテクノス <4220>  531円  -74 円 (-12.2%)  11:30現在
 5日に決算を発表。「今期経常を一転7%減益に下方修正」が嫌気された。
 リケンテクノス <4220> が2月5日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比6.3%減の40.2億円に減った。併せて、通期の同利益を従来予想の65億円→54億円(前期は58.3億円)に16.9%下方修正し、一転して7.4%減益見通しとなった。
  ⇒⇒リケンテクノスの詳しい業績推移表を見る

■ラック <3857>  1,500円  -200 円 (-11.8%)  11:30現在
 5日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が36%減益で着地・10-12月期も34%減益」が嫌気された。
 ラック <3857> [JQ] が2月5日大引け後(15:30)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比36.0%減の8.1億円に落ち込み、通期計画の24.4億円に対する進捗率は33.2%にとどまり、5年平均の53.8%も下回った。
  ⇒⇒ラックの詳しい業績推移表を見る

■クリエイト <3024>  700円  +100 円 (+16.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 管工機材の卸売りを手掛けるクリエイト <3024> [JQ]が急落する全体相場に逆行し、ストップ高買い気配となっている。5日に決算と配当増額、株主優待の新設を発表しており、これらを評価する買いが向かっている。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比46.6%増の3億2400万円に拡大した。売上高が堅調に推移する中、販管費が減少したことなどが大幅増益の要因となった。通期計画の3億7000万円に対する進捗率は87.6%に達しており、業績上振れが期待できる状況にある。併せて、設立70周年記念配当2円を実施する形で、今期の年間配当を従来計画の12円→14円(前期は12円)に増額修正した。また、新たに導入する株主優待制度では、毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律でクオカード1000円分を贈呈する。

●ストップ高銘柄
 VIX短先物 <1552>  14,790円  +3,000 円 (+25.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 国際VX中先 <1561>  15,420円  +3,000 円 (+24.2%) ストップ高   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 santec <6777>  1,238円  -400 円 (-24.4%) ストップ安売り気配   11:30現在
 フライングガーデン <3317>  2,980円  -700 円 (-19.0%) ストップ安   11:30現在
 井筒屋 <8260>  388円  -80 円 (-17.1%) ストップ安   11:30現在
 ガイアックス <3775>  750円  -150 円 (-16.7%) ストップ安   11:30現在
 グロバルLM <3486>  7,790円  -1,500 円 (-16.2%) ストップ安   11:30現在
 など、14銘柄

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