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【市況】<マ-ケット日報> 2018年1月24日

 24日の市場は日経平均が4日ぶりに大幅反落。終値は前日比183円安の2万3940円で節目の2万4000円を下回って引けた。米国の長期金利低下をきかっけに円高・ドル安が進行し輸出関連株中心に売りが広がった。昨日に急伸した反動も出やすかったようである。後場には日銀のETF買いが入ったようだが今日に限っては下支え効果が薄かったようである。

 昨日の米国市場は主要企業の一角が売られてダウ平均は3日ぶりに小反落した。ジョンソン&ジョンソン、P&Gが決算を機に売られ、両銘柄だけでダウ平均を60ドル以上押し下げた。金融株に売りが出たことも重荷に。しかし、決算の良かったハイテク株には買いが入りナスダック指数は最高値を大幅に更新。ダウ平均もナスダックに引っ張られるように終盤は下げ幅を縮めて取引を終えている。

 さて、東京市場は1ドル=109円台と4カ月ぶり水準に進んだ円高を受けて日経平均が終日売りに押される展開。昨日ようやく乗せた2万4000円台も本日はあっさりと割り込んでしまい、改めて外部環境次第という脆弱な面を覗かせる1日となった。円相場は昨年12月の日銀短観で示された企業の想定為替レート110円を超える水準に到達。新年から業績の上ブレを期待していた向きに水を差す状況となっている。個別では注目されていた安川電 <6506> が決算を受けて下落。期間最高益だが通期見通しを据え置いたことが嫌気された様子。(ストック・データバンク 編集部)

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