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【市況】注目銘柄ダイジェスト(前場):テラスカイ、セック、ロードスターなど

そーせい <日足> 「株探」多機能チャートより

SOSEI<4565>:11860円(+610円)
大幅続伸。ドイツ証券が投資評価「Buy」、目標株価16050円でカバレッジを開始している。同社は英子会社ヘプタレス・セラピューティクスにおいて魅力的な創薬プラットフォームを有すると指摘。18年には第2相臨床試験段階の資産がゼロから4つに増え、開発パイプラインが前進するとの予想を示している。これは同社の技術の有効性をさらに証明し、より規模の大きな投資運用会社の関心を引くと考えている。


テラスカイ<3915>:9460円 -
ストップ高買い気配。1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は2月28日。投資単位当たりの金額を引き下げることにより、より投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大と株式の流動性向上を図ることを目的としている。前日終値ベースの最低投資金額(1単元=100株)は79万6000円だった。


スルガ銀<8358>:2294円(-70円)
大幅に3日続落。シェアハウス向けローンの焦げ付き可能性などが警戒されているもよう。女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営するスマートデイズの経営不安が背景となっている。UBS証券では、過去にスマートデイズの不動産投資家向け説明会を同行の支店などで開催していたことを踏まえると、本件のシェアハウスオーナー向けのローンの多くは同行が担っていた蓋然性が高いと指摘している。


ファナック<6954>:31880円(-110円)
反落。ジェフリーズ証券では投資判断を「バイ」から「ホールド」に格下げしている。株価は既に20年3月期の利益水準まで織り込んでおり、かつ20年3月期には利益のピークアウトを迎える公算が大きいとしている。株価の更なる上振れ余地は限定的と判断したようだ。先にはCLSA証券でも投資判断格下げの動きがあり、今週の決算発表を受けて出尽くし感が高まることへの警戒も先行しているもよう。


セック<3741> :2936円(+326円)
大幅反発で昨年来高値更新。前日に18年3月期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の5.0億円から5.5億円に増額。移動体通信事業者向けのサービス系の開発が好調であることに加え、官公庁案件を中心とした社会基盤システム分野、車両自動走行などロボットの研究開発案件が堅調な宇宙先端システム分野の売上が増加した。業績上方修正は想定どおりながら、期末配当予想も28円から記念配当を含めた42円に大幅に引き上げている。


ネクソン<3659>:3685円(+240円)
大幅に5日続伸し上場来高値更新。クレディ・スイス証券が投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も2800円から4000円に引き上げていることが買い材料視されている。「アラド戦記」や「メイプルストーリー2」など中国PCオンラインゲームの上方修正を反映したほか、韓国においてもモバイルゲームのヒット率が高まったことを踏まえ、中期の業績予想を上方修正しているもよう。


ロードスター<3482>:2027円(+197円)
大幅続伸。1月19日付で投資運用業及び電子申込型電子募集取扱業務の登録を完了したと発表している。これまでプロに限られてきた不動産投資を、クラウドファンディングの手法を用いて一般の人にも開放することが可能になるとしている。不動産のエクイティ部分に個人も投資でき、かつインターネット上で契約行為の完結を可能とする各種登録の完了は同社が日本で初めて。今後、エクイティ型の第1号案件組成に向けて準備を進めるという。

《ST》

 提供:フィスコ

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