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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:そーせい、昭電工、日本ライフL

そーせい <日足> 「株探」多機能チャートより
■レーサム <8890>  1,700円  +123 円 (+7.8%)  11:30現在
 レーサム<8890>が大幅反発し昨年来高値を更新している。22日の取引終了後、海外の不良債権業務および企業再生業務などを行う子会社を設立したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。子会社グローバル・インベストメントは、海外を含めてグループの強みを生かせる投資機会を捉えるために、その活動主体として設立したという。なお、18年3月期業績への影響は軽微としている。

■そーせいグループ <4565>  11,860円  +610 円 (+5.4%)  11:30現在
 そーせいグループ<4565>が続伸。ドイツ証券は22日、同社株の投資評価を「バイ」でカバレッジを開始した。目標株価は1万6050円に設定した。同社の英国子会社、Heptaresは、薬物設計でStaR技術という強みを持つ点などを評価。18年には第2相臨床試験段階の資産がゼロから4つに増え、開発パイプラインが前進することなどを予想。これは同社の技術の有効性をさらに証明し、より規模の大きな投資運用会社の関心を引くとみている。

■ニュートンF <7169>  1,962円  +77 円 (+4.1%)  11:30現在
 ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング<7169>が大幅続伸し、昨年来高値更新。午前10時ごろ、ヤマダ電機<9831>と顧客情報提供に関する業務提携契約を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回の提携により、ニュートンFCはヤマダ電機店舗内に家計相談予約ブースを展開し、家電購入に来店する顧客への保険提案のアプローチを行うという。ヤマダ電機へ来店する顧客には生活環境の変化をきっかけに家電を購入する人も多いことから、保険の提案は親和性が高く、両社の企業価値の向上に寄与すると判断したという。なお、業績への影響は現時点では軽微としている。

■薬王堂 <3385>  3,455円  +130 円 (+3.9%)  11:30現在
 薬王堂<3385>は反発している。ひふみ投信などの運用を手掛けるレオス・キャピタルワークス(東京都千代田区)が22日の取引終了後に関東財務局に提出した大量保有報告書で、保有割合が5.13%となり、新たに5%を超えたことが判明。これを受けて需給思惑から買いが入っているようだ。なお、保有目的は純投資としており、報告義務発生日は1月15日となっている。

■鳥居薬品 <4551>  3,135円  +115 円 (+3.8%)  11:30現在
 22日、鳥居薬品 <4551> が17年12月期の経常利益(非連結)を従来予想の51億円→64億円に25.5%上方修正。増益率が27.5%増→60.0%増に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。主力の透析患者向け経口そう痒症改善剤「レミッチ」の販売が好調だったことが寄与。研究開発費などの削減に加え、一部経費の発生が翌期へずれ込んだことも上振れに貢献した。

■昭和電工 <4004>  5,250円  +170 円 (+3.4%)  11:30現在
 昭和電工<4004>が反発している。22日の取引終了後、複合材料用原料樹脂の販売価格を2月1日出荷分から値上げすると発表しており、採算改善につながるとの期待から買われているようだ。不飽和ポリエステル樹脂(商標名「リゴラック」)を1キログラム当たり25円、ビニルエステル樹脂(同「リポキシ」)を同45円それぞれ引き上げるという。ナフサなどの原燃料価格が高水準で推移し、ベンゼンおよびその誘導品の価格も急騰が続いており、この影響を受けて、スチレンモノマーをはじめとした不飽和ポリエステル樹脂やビニルエステル樹脂の原材料価格の上昇が相次いでいるのに対応する。

■日本ライフライン <7575>  2,685円  +85 円 (+3.3%)  11:30現在
 日本ライフライン<7575>が大幅3日続伸。22日の取引終了後、同社が独占販売契約を締結し、国内販売に向けて準備を進めている独バイオトロニック社の薬剤溶出型冠動脈ステント「Orsiro(オシロ)」について、バイオトロニックジャパン(東京都渋谷区)が19日に薬事承認を取得したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。現在、PCI(経皮的冠動脈形成術)治療では、薬剤溶出型冠動脈ステントの留置が主力だが、競争力の高い「Orsiro」を国内市場へ導入することで、19年3月期のマーケットシェア15%以上を目指す。また、薬剤溶出型冠動脈ステントを商品ラインアップに加えることで、PCI治療における医療機器をトータルに提供できる体制を整えるとしている。

■じげん <3679>  1,119円  +29 円 (+2.7%)  11:30現在
 じげん<3679>に一段高期待が膨らんでいる。同社は求人領域や不動産領域などの情報を一括検索できるサイトを運営。人手不足や「働き方改革」に取り組む企業からの求人関連需要が好調で収益拡大が続いている。18年3月期の連結営業利益は前期比約30%増の32億2000万円が見込まれているが、市場には35億円前後への増額修正期待が強い。19年3月期は40億円台への業績拡大が予想されている。昨年12月末に1対2の株式分割を実施。投資単位当たり金額の引き下げで、買いやすさが増している。中期経営計画では20年3月期の連結営業利益51億円を目標としている。先行き東証1部への市場変更も期待できる。(地和)

■極洋 <1301>  4,265円  +75 円 (+1.8%)  11:30現在
 極洋<1301>が反発している。ひふみ投信などの運用を手掛けるレオス・キャピタルワークス(東京都千代田区)が22日の取引終了後に関東財務局に提出した大量保有報告書で、保有割合が5.22%となり、新たに5%を超えたことが判明。これを受けて、需給思惑から買いが入っているようだ。なお、保有目的は純投資としており、報告義務発生日は1月15日となっている。

■東京エレクトロン <8035>  22,875円  +90 円 (+0.4%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、東京精密<7729>など半導体関連株が堅調。米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は22日に一時、1382.41まで上昇し最高値を更新した。米エヌビディアやインテルが値を上げている。米ナスダック指数も最高値を更新するなど、ハイテク株が上昇基調を強めるなか、半導体関連株に見直し買いが流入している。

■アンジェス <4563>  718円  -51 円 (-6.6%)  11:30現在
 アンジェス<4563>が大幅反落。22日の取引終了後、集計中の17年12月期連結業績について、最終損益が従来予想の34億円の赤字から37億6000万円の赤字(前の期47億7600万円の赤字)へ下振れたようだと発表しており、これを嫌気した売りが出ている。投資有価証券評価損4億7600万円および固定資産減損損失1億1200万円などの特別損失を計上したことが要因としている。なお、一部の研究開発費が期ズレなどにより減少が見込まれるため、営業損益は34億円の赤字から33億円の赤字(前の期47億6300万円の赤字)へ上振れたとしている。

■ハーモニック <6324>  7,700円  -90 円 (-1.2%)  11:30現在
 ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が反落。同社は5日に国内と海外で公募増資や自己株処分、株式売り出しなどを実施することを発表しており、22日にその発行・処分・売出価格が7322円で決まった。22日終値7790円からのディスカウント率は6.01%。同社の株価はファイナンス発表後も上昇を続け、一時8350円と上場来高値まで買われる場面もあったことから、ディスカウント率は深めとなった様子だ。受渡日は30日であり、ファイナンス明け後の展開が注目されている。

■西松屋チェーン <7545>  1,256円  -10 円 (-0.8%)  11:30現在
 西松屋チェーン<7545>が反落している。22日の取引終了後に発表した1月度(17年12月21日~18年1月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比4.2%減と4カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気されている。年末年始のセール期間、育児・服飾雑貨は、紙おむつや玩具、服飾雑貨を中心に好調に推移したが、子供衣料やベビー・マタニティーの売り上げが伸び悩んだ。一方、全社売上高は、新たに5店舗を出店し1店舗を閉店したことや、インターネット販売が好調に推移したことで、前期比0.3%増と2カ月連続でプラスとなった。

■ワイエスフード <3358>  360円  +80 円 (+28.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ワイエスフード<3358>がストップ高カイ気配。22日の取引終了後、餃子や冷凍食品の製造・卸販売などを展開する餃子計画(大阪市淀川区)と業務提携することで基本合意したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。両社はともに製造工場を持ち、製造から販売まで一貫して行っているが、経営ノウハウや経営資源などを相互活用し、互いの得意分野や営業拠点、人的資産を生かすことで事業の拡大・充実化を進めるのが狙い。また、未出店地域への新規出店や既存店舗の業態変更の展開および協力、国内・海外での外食事業運営ノウハウの相互活用、フェアの開催などを共同で推し進めるとしている。なお、業績への影響は現在精査中としている。

■テラスカイ <3915>  9,460円  +1,500 円 (+18.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 22日、テラスカイ <3915> [東証M]が2月28日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

●ストップ高銘柄
 コラボス <3908>  4,140円  +700 円 (+20.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 Abalance <3856>  1,042円  +150 円 (+16.8%) ストップ高   11:30現在
 竹田印刷 <7875>  1,069円  +150 円 (+16.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 杉村倉庫 <9307>  2,050円  -500 円 (-19.6%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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