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【市況】東京株式(大引け)=236円高、主力株買われ26年ぶりの高値圏に再浮上

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 16日の東京株式市場は買い優勢の展開で日経平均株価は後場に一段高となり、1991年11月以来約26年ぶりの高値水準に達した。

 大引けの日経平均株価は前日比236円93銭高の2万3951円81銭と大幅続伸。東証1部の売買高概算は13億1817万株、売買代金概算は2兆4307億3000万円。値上がり銘柄数は972、対して値下がり銘柄数は980、変わらずは111銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の米国株市場が休場で手掛かり材料難となるなか、為替の円高や欧州株安を背景に朝方は警戒ムードにあったが、その後は次第に買いが優勢となった。主力の電機セクターに海外投資家の買いが流入したほか、情報通信などの内需株も買われた。ここ最近の円高基調で警戒されていたドル円相場は取引時間中に111円近辺まで円安に振れ、これが全体相場にポジティブに作用した。後場には、米株価指数先物が上昇しているのを横目に買いの勢いが増した。もっとも、先物を絡めたインデックス買いの影響も大きかったとみられ、特徴的だったのは値上がり銘柄数を値下がり銘柄数が小幅ながら上回ったこと。一時は値下がり銘柄数が1000を超えていた。指数寄与度の高い主力銘柄中心に物色人気が波及したことを物語っている。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984>が高く、ファナック<6954>、ファーストリテイリング<9983>、キーエンス<6861>など値がさ株が売買代金を膨らませながら上昇。SUMCO<3436>、ダイフク<6383>なども買われた。モリテック スチール<5986>、北の達人コーポレーション<2930>、ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>がいずれもストップ高に買われ、ツガミ<6101>、星光PMC<4963>なども値を飛ばした。

 半面、コマツ<6301>が冴えず、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>が軟調。メディアドゥホールディングス<3678>、トランザクション<7818>が急落、アイスタイル<3660>、カチタス<8919>も大きく値を下げた。クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>、NISSHA<7915>も安い。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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