市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:TKP、ヨシムラHD、サインポスト

TKP <日足> 「株探」多機能チャートより
■ティーケーピー <3479>  3,375円  +494 円 (+17.2%)  11:30現在
 ティーケーピー <3479> [東証M] が急反騰し、上場来高値を更新した。同社は空間シェアリングビジネスの先駆けで、貸会議室や会議室併設型ビジネスホテルの運営などを手掛ける。15日に発表した18年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益が前年同期比12.8%増の28.2億円に伸びて着地したことが買い材料視された。企業による貸会議室の需要が拡大するなか、会議室・宴会場やホテルなどの出店加速が奏功し、29.0%の大幅増収を達成したことが寄与。通期計画の30.2億円に対する進捗率は93.4%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ヨシムラHD <2884>  7,740円  +1,000 円 (+14.8%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率3位
 15日、ヨシムラ・フード・ホールディングス <2884> が1月31日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の5分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に発表した18年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比26.2%増の5.3億円に伸びて着地した。

■星光PMC <4963>  1,307円  +164 円 (+14.4%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率4位
 星光PMC<4963>が一時ストップ高まで買われ、昨年来高値を更新した。同社はきょう、セルロースナノファイバー複合材料の商業生産・製品出荷を開始したと発表。これが材料視されているようだ。同社は昨年末に、竜ケ崎工場(茨城県龍ケ崎市)にあるセルロースナノファイバー実証生産設備(パイロットプラント)の生産能力増強工事が完了。このほど商業生産を開始した。なお、現時点での生産能力は、変性セルロースで年間約70トン、セルロースナノファイバー複合材料換算で年間約200トンとなる。

■サインポスト <3996>  18,650円  +1,860 円 (+11.1%)  11:30現在
 15日、サインポスト <3996> [東証M]が2月28日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の4分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に発表した18年2月期第3四半期累計(3-11月)の経常利益(非連結)は2.2億円で着地した。

■象印マホービン <7965>  1,385円  +119 円 (+9.4%)  11:30現在
 15日、東証が象印マホービン <7965> [東証2]を2月5日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料視された。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。併せて、351万7800株の売り出しと、オーバーアロットメントによる上限52万7600万株の売り出しを行うと発表したが売り材料視されなかった。

■マネーフォワード <3994>  3,295円  +195 円 (+6.3%)  11:30現在
 マネーフォワード<3994>が6日ぶり急反発。同社は昨年9月に東証マザーズ市場に上場、スマートフォン向け家計簿アプリのほか企業会計システムなどを手掛けている。15日取引終了後に発表した17年11月期の決算は、売上高が28億9900万円(前期比88.0%増)と急増、営業損益は7億9700万円の赤字、最終損益は8億4200万円の赤字だったが、事前の市場コンセンサスを上回った。18年11月期は積極的な人材採用などに伴うコストから最終損益段階で赤字を見込んでいるが、市場では黒字転換するとの見方も強いようだ。SMBC日興証券では15日付発行のリポートで同社の投資評価を「1」、目標株価3700円でフォローしており、これが株高を後押ししている。

■神戸物産 <3038>  4,630円  +270 円 (+6.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 神戸物産<3038>が5日ぶりに反発している。15日の取引終了後、17年1月に発表した20年10月期を最終年度とする中期経営計画について、目標数値を売上高2850億円から2900億円(17年10月期2515億円)、営業利益を150億円から170億円(同146億円)へ上方修正したことが好感されている。主力の業務スーパー事業が堅調がに推移していることや、神戸クック・ワールドビュッフェで積極的な出店戦略をとっていることが要因という。また、不採算事業の縮小によるコスト削減や、さらなるPB商品比率の向上、食品製造子会社の業績の改善などで継続した増益を見込んでいることも寄与する見通しだ。同時に、従来50円を予定していた18年10月期の期末一括配当について、10円増額して60円にすると発表しており、これも好材料視されている。中期経営計画で20年10月期の配当性向を20%にすることを目指しており、段階的に配当性向を引き上げるためとしている。

■フィックスターズ <3687>  6,600円  +370 円 (+5.9%)  11:30現在
 フィックスターズ<3687>が大幅反発して昨年来高値を更新している。15日の取引終了後、豊田通商<8015>グループのエレクトロニクス事業の中核企業であるネクスティ エレクトロニクス(東京都港区)と、自動運転分野での関係強化のため、合弁会社を設立すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。フィックスターズが培ってきたソフトウエア技術力と、ネクスティの持つプロジェクトマネジメント力とネットワークを組み合わせ、自動運転という大きな変革期を迎える自動車産業に対し、顧客企業の競争力向上に直結するソリューションを提供するのが狙い。合弁会社の事業開始は2月1日の予定で、18年9月期業績への影響は未定としている。

■オービック <4684>  8,970円  +500 円 (+5.9%)  11:30現在
 オービック<4684>が大幅続伸し、2000年3月以来の高値水準となっている。きょう付の日本経済新聞で、「2017年4~12月期の連結営業利益は前年同期比2割増の250億円弱だったようだ」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、企業のシステム構築を手掛けるシステムインテグレーション(SI)事業が牽引役となったという。また、業績好調を受けて、年間配当を記念配も含め前期比25円増の115円とする公算が大きいともしており、これも好材料視されているようだ。

■ケイアイスター不動産 <3465>  3,185円  +160 円 (+5.3%)  11:30現在
 ケイアイスター不動産 <3465> が大幅反発。15日、中国の北京有路前行科技発展有限公司(有路)と不動産事業で業務提携すると発表しており、これを好感する買いが向かったようだ。有路は海外不動産情報サイト「uoolu.com」を運営しており、20万人以上の会員を持っている。今回の業務提携により、「uoolu.com」への物件の掲載や有路主催の販売イベントでの同社物件の紹介、販売活動を行う予定としている。中国系企業や個人による海外不動産投資需要を取り込み、業績拡大につなげる狙いだ。

■博報堂DY <2433>  1,627円  +61 円 (+3.9%)  11:30現在
 博報堂DYホールディングス<2433>が上値指向を強めている。広告業界2位の大手で国内景気回復の恩恵や海外ではアジアでのM&A戦略が奏功している。同社の12月度の月次売上高は前年同月比11.2%増の741億4300万円と好調だった。これを手掛かり材料とする買いが株価を押し上げている。

■デジタルガレージ <4819>  3,225円  +80 円 (+2.5%)  11:30現在
 デジタルガレージ<4819>が続伸している。15日の取引終了後、全日空商事(東京都港区)と協業し、国内企業や地方自治体が行うインバウンドマーケティングの支援に取り組むと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。今回の協業により。両社はANAグループの顧客接点を活用した訪日外国人向けのプロモーションパッケージを開発し、今月から提供を開始する。ANAグループが保有する顧客接点に加えて、日本に高い関心を持つフォロワーを抱えた中国人インフルエンサーや中国最大のSNS、消費者レビューサイトを活用することで、訪日中国人への的確な情報のリーチを可能にするという。また、第2弾以降は夏季休暇などの訪日外国人が増加するタイミングを狙い、ターゲット国にあわせたプロモーションパッケージを展開予定としている。また、Dガレージでは同日、子会社で決済事業を手掛けるベリトランスが、米グーグルが提供する「Google Pay API」を導入し、総合決済ソリューション「VeriTrans4G(ベリトランスフォージー)」の決済メニューとして、1月中旬よりECやモバイルアプリケーションなどのオンラインサービス事業者に提供を開始すると発表しており、これも好材料視されているようだ。

■トヨタ自動車 <7203>  7,716円  +63 円 (+0.8%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>など自動車株が頑強な動きをみせている。外国為替市場で1ドル=110円台前半まで円高が進行するなか、輸出セクターで特に為替感応度の高い自動車セクターは円高による収益デメリットが懸念される場面。しかし、マーケットでは米国を中心とした世界景気の拡大が、自動車販売を実需で支えるとの見方が強まっており、両銘柄とも下値では買いが厚い。なお、トヨタの今期想定為替レートは110円、ホンダは109円で実勢よりもまだ円高水準に設定されている。

■SGホールディングス <9143>  2,485円  +19 円 (+0.8%)  11:30現在
 SGホールディングス<9143>が4日続伸。SMBC日興証券は15日、同社株の投資評価を新規「1」でカバレッジを開始した。目標株価は3000円とした。宅配便の運賃是正による利益成長が当面継続するとみている。「過度に数量を追わず、荷物の入れ替え(収益性を重視する荷物選別)を進める同社の戦略は、利益成長に直結しやすい」と評価している。同証券では18年3月期の連結営業利益は640億円(会社予想580億円)、19年3月期は同680億円と予想している。

■黒谷 <3168>  1,668円  +300 円 (+21.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 15日、黒谷 <3168> [東証2]が決算を発表。18年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益が前年同期比28倍の6.7億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。スクラップを中心に販売数量は減少したものの、銅価格が高値圏で推移し利ざやが拡大したことが寄与。第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の11.6億円→15.1億円に29.8%上方修正。減益率が30.5%減→9.8%減に縮小する見通しとなった。前日終値ベースの予想PERが13.2倍→10.3倍に低下し、割安感が強まったことも支援材料となった。併せて、2月28日現在の株主を対象に1→2の株主分割を実施すると発表。株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いも向かった。

●ストップ高銘柄
 アスカ <7227>  1,149円  +150 円 (+15.0%) ストップ高   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均