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【経済】南北間の緊張状態は多少和らぐか?


韓国大統領府によると、習近平国家主席は文在寅大統領と電話で会談し、北朝鮮との南北対話の進展を歓迎したそうだ。国連の安全保障理事会は「朝鮮半島の緊張緩和に向けた信頼構築の可能性を開く」と歓迎の意を示しているが、「北朝鮮を含むすべての国が安保理決議を厳格に履行すべきだ」との見解を表明したた。

 韓国と北朝鮮は9日、軍事境界線にあるパンムンジョム(板門店)で閣僚級会談を開き、来月開催のオリンピックに北朝鮮が選手団などを派遣することや、軍の当局者会談を開くことなどで合意した。国連の安保理は、今回の会談について「朝鮮半島の緊張緩和に向けた信頼構築の可能性を開く」として歓迎し、南北関係の改善に期待を示した。

 韓今回の南北会談が朝鮮半島の非核化につながるものかどうか、現時点で判断することはできないが、北朝鮮の核開発問題については、中国・ロシア・韓国が中心となり、時に米国も加入して北朝鮮との協議を継続するとみられる。北朝鮮に対する米国の軍事行動の可能性は排除できないものの、危機的状況は回避されつつあるのかもしれない。

《MK》

 提供:フィスコ

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