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【通貨】今日の為替市場ポイント:米経済指標の発表を控えて投資家は様子見姿勢

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

11日のドル・円相場は、東京市場では111円32銭から111円88銭まで反発。欧米市場でドルは111円80銭から一時111円04銭まで反落し、111円26銭で取引を終えた。

本日12日のドル・円は、111円台前半で推移か。米長期金利や日経平均株価の動向をにらみ、111円台前半から半ばの水準で底堅く推移する展開が予想される。

海外市場では弱い内容の米経済指標を背景にドル売り・円買いが加速した。12月の米生産者物価指数は前月比0.1%低下したほか、エネルギーと食品を除いたコア指数も0.1%低下し、いずれも市場予想に反する結果となった。同時発表の前週分の米新規失業保険件数は26.1万件と予想を上回っており、ドルの売り圧力が一段と強まり、111円04銭の安値を付けた。

本日は日経平均株価の動きをながめ、主に111円台前半で底堅く推移する展開となろう。週末要因も重なりポジション調整的なドル買いが入ると予想されるが、日本時間夜に12月の米小売売上高や米消費者物価指数の発表を控えており、ドル・円などの主要通貨の為替取引はやや動意薄の状態が続く可能性がある。

《CS》

 提供:フィスコ

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