市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ホンダ、三菱UFJ、石油資源

ホンダ <日足> 「株探」多機能チャートより
■エービーシー・マート <2670>  6,630円  +160 円 (+2.5%)  本日終値
 エービーシー・マート<2670>が大幅反発。9日の取引終了後に発表した12月度概況で、既存店売上高が前年同月比5.8%増と7カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。前年に比べて土曜日が1日少なかったものの、都心部を中心に集客があったことから、年末商戦が好調に推移した。また、北海道や北陸の降雪で防水シューズが堅調。商品別では、スポーツシューズ、キッズシューズの売り上げが伸びた。

■ホンダ <7267>  4,102円  +92 円 (+2.3%)  本日終値
 ホンダ<7267>が反発。1月9日から12日まで米ラスベガスで開催されている世界最大級の家電見本市「CES2018」で、人の感情を認識するロボットなどを公開したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回公開したのは、人と共感するコミュニケーションロボットのコンセプトモデル「3E-A18」や、日常の行動を支え、目的地までのラストワンマイルの移動をサポートするプラットフォーム型のロボティクスデバイス「3E-B18」など。同社では、人と共調する人工知能(AI)をCI(Cooperative Intelligence)と呼び研究を進めているが、その成果として発表された。

■ハイデイ日高 <7611>  3,510円  +60 円 (+1.7%)  本日終値
 ハイデイ日高<7611>が続伸。9日の取引終了後に発表した12月度の売上高速報で、既存店売上高が前年同月比4.1%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。10月にマイナスに転じた客数が同2.4%増と回復傾向にあることに加えて、客単価も同1.7%増と上昇を維持したことが寄与した。なお、全店売上高は同6.5%増だった。

■三菱UFJ <8306>  876.8円  +13.4 円 (+1.6%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>がいずれも反発、みずほフィナンシャルグループ<8411>は小幅ながら5日続伸と上値指向を継続。前日の米国株市場では長期金利上昇を背景にゴールドマン・サックスやJPモルガン、シティグループなど大手金融株が軒並み上昇して全体相場を支えた。米10年債利回りは2.55%台まで急上昇、2017年3月以来約10カ月ぶりの水準まで上昇しており、これによる運用環境の改善が買い手掛かりとなっている。東京市場でも日銀の出口戦略の兆しが一部で指摘するなか、米株主導でメガバンクに追い風の地合いが意識されている。

■ジャムコ <7408>  2,876円  +33 円 (+1.2%)  本日終値
 ジャムコ<7408>が4日続伸、5日・25日移動平均線のゴールデンクロス示現を目前に大きく上放れてきたほか、ナブテスコ<6268>も4日続伸で年明けから一気に上値追いを加速させ新高値に買われた。ジャムコは厨房設備や化粧室など航空機用内装品を手掛け、精密減速機のトップメーカーであるナブテスコも航空機向けに機体コントロールの中核となる操縦系統システムや各種装備品を提供している。前日の米国株市場ではボーイングの2017年の商用機出荷台数が過去最高になったとの発表を受け、同社株が大幅高に買われ1銘柄でNYダウを60ドル近く押し上げる格好となった。これを刺激材料にボーイング関連の一角に位置づけられている両銘柄に買いが流入した。

■ドンキHD <7532>  6,060円  +50 円 (+0.8%)  本日終値
 ドンキホーテホールディングス<7532>は後場プラスに転じ昨年来高値を更新。この日正午ごろに発表した12月の月次販売高状況で、既存店売上高が前年同月比4.0%増と16カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。全国的に気温が低く、乾燥した日が多くなったことで、11月後半から活発になった防寒アイテムなどの季節商品やプライベートブランド商品の販売が勢いを増したことに加えて、年末商戦がにぎわったことが貢献したとしている。

■石油資源開発 <1662>  3,155円  +20 円 (+0.6%)  本日終値
 石油関連株が軒並み高。石油資源開発<1662>は4日続伸したほか、国際石油開発帝石<1605>、JXTGホールディングス<5020>が値を上げ、昭和シェル石油<5002>は昨年来高値に買われた。9日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近2月物が前日比1.23ドル高の1バレル62.96ドルと大幅高。一時63.20ドル台と14年12月以来、3年1カ月ぶりの水準に上昇した。米石油在庫の減少観測が強まり、需給改善への期待が膨らんだ。

■リソー教育 <4714>  852円  -75 円 (-8.1%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 リソー教育 <4714> が1月9日大引け後(16:00)に決算を発表。18年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比0.6%増の11.4億円となったが、通期計画の24億円に対する進捗率は47.8%にとどまり、5年平均の55.3%も下回った。
  ⇒⇒リソー教育の詳しい業績推移表を見る

■クリエイトS <3148>  2,757円  -241 円 (-8.0%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 クリエイトSDホールディングス<3148>が大幅続落。9日の取引終了後に発表した第2四半期累計(17年6~11月)連結決算が、売上高1309億6700万円(前年同期比7.7%増)、営業利益61億300万円(同14.0%減)、純利益42億7600万円(同13.1%減)と2ケタ減益となり、従来予想の営業利益73億5000万円を下回って着地したことが嫌気された。10月の台風の影響などで既存店売上高が横ばいにとどまったほか、購入頻度の高い商品のEDLP(エブリデイ・ロープライス)施策の深耕で粗利益率が低下したことが響いた。また、前期からの人員増強や時給単価の上昇などで人件費が増加したことも利益を圧迫した。なお、18年5月期通期業績予想は、売上高2712億円(前期比9.6%増)、営業利益154億円(同6.6%増)、純利益104億円(同2.8%増)の従来見通しを据え置いている。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均