市場ニュース

戻る
 

【市況】<マ-ケット日報> 2018年1月9日

 9日の市場は日経平均が3日続伸。終値は前週末比135円高の2万3849円で連日の昨年来高値更新となった。株価水準は1991年11月15日以来約26年ぶりの高さ。世界や国内景気の拡大を背景にこの日もリスクを取る動きが継続。新年になって海外資金の流入が復活している。

 昨日の米国市場はこれといった材料の見当たらないなか目先筋の手じまい売りでダウ平均は5日ぶりに小反落した。ここまで3日連続史上最高値を更新していたため当然の一服といえるだろう。それでも1日の大半をプラス圏で推移するなど基調は相変わらずの強さ。採用銘柄のより多いナスダック指数やS&P500種は5日連続で最高値を更新している。

 さて、連休中の米国市場が好調を維持したことを受けて、本日の日経平均は3日連続で窓を空ける買い先行の展開に。上げ幅は一時230円を超えるなど先週の勢いそのままとなった。途中、円相場が上昇に転じたことで株価は伸び悩んだが、市場の押し目買い意欲は強く、しっかりと3ケタの上げ幅はキープして取引を終えている。今週中に2万4000円を目指す動きは変わっていない。

 今週の主なスケジュールは10日(水)中国12月の消費者物価指数、11日(木)11月の景気動向指数、12日(金)11月の国際収支、米12月の小売売上高などとなっている。(ストック・データバンク 編集部)

株探からのお知らせ

    日経平均