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【材料】安定成長を可能にするビジネスモデルへのシフトを評価、ケネディクスの目標株価を引き上げ、SMBC日興証券(花田浩菜)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

明けましておめでとうございます。2018年の大発会である4日の日経平均終値は3.26%高の23506円33銭で約26年ぶりの高値を付けました。今年は本格的な「デフレ脱却相場」へ移行する可能性もあり、資産価格上昇等の恩恵が期待される不動産市場も注目されます。これに関連して、SMBC日興証券はケネディクス<4321>の目標株価の引き上げを発表しています。1/5付け「OpeningBell」にそのレポートが掲載されていますので、ご紹介しますね。

まず同レポートでは、『ケネディクス(以下「同社」)の目標株価を730円から800円に引き上げる。弊社業績予想の見直し、バリュエーション手法の変更に伴うもの。同社はかつての収益ボラティリティやリスクの高い不動産保有ビジネスから、上場リートなどのファンド運営ビジネスにシフトしたことにより、収益ビジビリティが高く、財務リスクも低い体質の構築に成功したと弊社では評価している』と伝えています。

今後に関しては、『不動産売買市場の競争環境が悪化しファンドのAUM成長が鈍化するリスクはあるものの、国内外の大手コア投資家による不動産投資ニーズが高まり、同社のビジネス機会も増加することを考慮すれば、安定的な利益成長が期待できよう。12/29終値ベースでは17/12期予想PER15.5倍、PBR1.8倍と、過去水準比の割安感は後退しているが、ビジネスモデル転換による安定性や業界トップの競争力を考慮すれば、株価のアップサイド余地は相対的に高いだろう』との見解を述べています。

これらを踏まえて、SMBC日興証券では、同社の目標株価を730円から800円に引き上げています。
その他にも、パナソニック<6752>などの投資評価のレポートが掲載されていますので、詳しくは1/5付けの「OpeningBell」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《DM》

 提供:フィスコ

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