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【市況】ウクライナ仮想取引所、代表の誘拐疑惑が浮上【フィスコ・ビットコインニュース】


ウクライナの仮想通貨取引所EXMOの代表取締役であるパヴェル・ラーナー氏が、首都キエフにあるオフィスを出た際に何者かに誘拐されていたとの疑惑が浮上していることが現地メディアにより報じられている。現在、現地警察が全力を挙げて捜査に乗り出している。

ロシアのクルスク出身で、ポーランドに居住許可を得ている同氏は、同国で多数の仮想通貨やブロックチェーン関連の事業に携わっており、EXMOはイギリスで法人登記されていた。同取引所では、今月に入り、本社とCEOのアパートが同国のセキュリティーサービスに捜索されており、ユーザーデータや資金が保管されている機器などが没収されているとのこと。

一方、現地メディアに対して同取引所は、今回の疑惑事件は業務に支障をきたすことはなく、通常通りに運営がなされているうえ、ユーザーのデータや資金もハッキングはされていないと安全面を強調している。

国外では、仮想通貨取引所を狙ったハッキング攻撃を行う組織の存在などが伝わるなか、投資家の不安を煽る可能性は否定できないだろう。

なお、日本時間12月28日午後7時時点では、EXMOにおけるビットコイン価格は15,700.00ドルでの推移となっている。他方、日本のbitFlyerでは14,235.20ドル、米国のBitfinexは14100.00ドルで動いており、直近ではEXMOにおけるビットコインが大きく売り込まれる展開はみられていない。

※ビットコイン/米ドルはCoin Market Capを参照。なお、ビットコイン価格については値動きの関係上、ニュース作成時から大きく変動している場合がございます。あらかじめご了承ください。

《SK》

 提供:フィスコ

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