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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:カチタス、リミックス、住友鉱

住友鉱 <日足> 「株探」多機能チャートより
■カチタス <8919>  2,253円  +203 円 (+9.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 12日に新規上場したカチタス <8919> が大幅続伸している。英ポーラー・キャピタル・エル・エル・ピーが19日付で提出した財務省に大量保有報告書(5%ルール報告書)によると、ポーラー・キャピタルの同社株式保有比率は5.33%となり、新たに5%を超えたことが判明。これを受けて、需給思惑などから買いが先行しているようだ。

■サインポスト <3996>  13,850円  +950 円 (+7.4%)  11:30現在
 サインポスト<3996>は急反発している。19日の取引終了後、SCSK<9719>と流通小売業のレジ無人化に向けて協業すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。サインポストが持つ画像認識技術および人工知能技術(AI)による単独での事業に、SCSKが持つ開発力や販売力、国内外ネットワークなどを活用することで、両社が一体となり事業展開を加速するのが狙い。サインポストが進める画像認識技術と人工知能技術(AI)を活用した「完全スルー型レジシステム(スーパーワンダーレジ)」の製品化と、既に製品化している「設置型AIレジ(ワンダーレジ)」の改良を共同で行うとしており、開発したレジシステムについてはSCSKが販売する。

■JCRファーマ <4552>  5,260円  +230 円 (+4.6%)  11:30現在
 JCRファーマ<4552>が続伸し年初来高値を更新。10月27日にマドを開けて上放れて以降、5日移動平均線をサポートラインに一貫して上値を慕う展開にある。同社は19日取引終了後、医薬品卸大手のメディパルホールディングス<7459>と米国に合弁会社を設立することを発表、この合弁会社を拠点にJCRファーマが開発している品目のグローバル展開を検討していく方針で、これによる業容拡大への期待が買いに反映された。なお、バイオ医薬品の原薬工場をルクセンブルクに建設することも発表している。

■三井海洋開発 <6269>  2,697円  +117 円 (+4.5%)  11:30現在
 三井海洋開発 <6269> が大幅続伸。19日、ブラジルの国営石油会社ペトロブラス社からFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)1機の建造とチャーター契約を受注したと発表したことが買い材料視された。今回受注したFPSOは、ペトロブラス社がオペレーターを務めるブラジル沖合プレソルト層メロ鉱区の開発プロジェクトに使われるもので、同社はFPSOの設計から機器購入、建造、据付までの一括工事を請け負う。10月のセピア鉱区向けFPSOに次ぐペトロブラス社からの大型案件獲得による収益基盤の拡大に期待する買いが向かった。

■リミックスポイント <3825>  688円  +27 円 (+4.1%)  11:30現在
 リミックスポイント<3825>が急動意。株価は9月29日に1278円の戻り高値をつけて以降、一貫して調整色を強めていたが、目先売りが一巡した。同社傘下のビットポイントジャパンがビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を扱う取引所を運営しており、ビットコインの先物取引が日本時間18日午前にCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)で開始されたことなどを受け、仮想通貨関連として人気が再燃している。

■住友金属鉱山 <5713>  4,505円  +108 円 (+2.5%)  11:30現在
 住友金属鉱山<5713>は反発している。19日の取引終了後、主にステンレス鋼の原料となるクロマイトの回収事業へ参入すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。フィリピン子会社のタガニートHPALニッケル(THPAL)社にクロマイトの回収プラントを建設し、20年から生産を開始する予定。クロマイトは、中間製品であるフェロクロムに製錬加工され、ステンレス鋼をはじめ特殊鋼向け原料として幅広く使用されているが、このクロマイトをTHPAL社のニッケル・コバルト混合硫化物の製造工程から回収するという。なお、投資額は3100万ドル(約35億円)を予定している。

■三菱UFJ <8306>  830.4円  +12.7 円 (+1.6%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが人気化。三菱UFJと三井住友フィナンシャルグループ<8316>がそろって年初来高値を更新。みずほフィナンシャルグループ<8411>も反発。三菱UFJは売買代金でトップとなるなど、3メガ銀の出来高が膨らんでいる。19日のニューヨーク市場で10年債利回りは一時、2.47%と10月下旬以来、約2カ月ぶりの水準に上昇した。これをうけ、金利上昇による長短金利差の利ザヤ拡大による業績改善期待が浮上している。三菱UFJの場合、傘下に米カリフォルニアを地盤とするMUFGユニオンバンクを擁しており、米国事業の業績改善の恩恵は大きいとみられている。

■エイチ・アイ・エス <9603>  4,010円  +40 円 (+1.0%)  11:30現在
 19日、エイチ・アイ・エス <9603> が18年10月期の連結最終利益を従来予想の100億円→118億円に18.0%上方修正。減益率が24.6%減→11.0%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。子会社が保有する「ウォーターマークホテル札幌」の売却に伴い、売却益が発生することが最終利益上振れの要因となる。

■トヨタ自動車 <7203>  7,254円  +60 円 (+0.8%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>などに買いが先行している。米長期金利の上昇を背景に為替市場ではドル買いの動きが顕在化、一時1ドル=113円台に入るなどドル高・円安方向に振れたことで、これを受けて輸出採算改善に対する期待が株価にプラスに働いている。なお、円は対ユーロでも弱含んでおり、足もとは1ユーロ=133円台後半で推移していることも好感されている。

■エボラブルアジア <6191>  2,090円  +9 円 (+0.4%)  11:30現在
 エボラブルアジア<6191>が19日の取引終了後、ホットリンク<3680>に対して、ベトナムのITオフショア開発ソリューションの提供を開始したと発表した。ホットリンクは人工知能(AI)を駆使したSNS上のマーケティングやソーシャルリスク対策を行っている。今回のITオフショア開発では、ホットリンクが展開するSNSアカウントの運用効率化とROI向上を支援するクラウドサービス「BuzzSpreader」のデータビジュアライゼーションに関する開発を行うとしている。なお、エボラブルアジアでは、ベトナムのホーチミン、ハノイ、ダナンに拠点を持ち、約800人のエンジニアが在籍。東南アジアのITオフショア開発会社としては日系最大クラスの事業規模を有している。

■堀場製作所 <6856>  6,860円  +20 円 (+0.3%)  11:30現在
 堀場製作所<6856>が反発している。19日の取引終了後、17年12月期の連結業績予想について、売上高を1900億円から1920億円(前期比12.9%増)へ、営業利益を230億円から245億円(同32.4%増)へ上方修正したことが好感されている。排ガス規制の強化や半導体産業の投資拡大などを受けて、自動車計測システム機器部門や半導体システム機器部門の販売が堅調に推移していることが要因。なお、純利益は、英連結子会社ホリバMIRA社の事業譲受時に発生したのれんおよび無形固定資産について、減損損失約23億円を計上する見込みであることから、純利益は150億円(同15.7%増)の従来見通しを据え置いている。

■SUBARU <7270>  3,554円  -188 円 (-5.0%)  11:30現在  東証1部 下落率4位
 SUBARU<7270>が大幅反落となっている。同社は19日、12月の国内新車受注が前年同月比3割減のペースで推移していることを明らかにしており、業績への影響を警戒した売りが出ている。

■テセック <6337>  1,775円  +300 円 (+20.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 19日、テセック <6337> が18年3月期の連結経常利益を従来予想の4.5億円→8.5億円に88.9%上方修正。増益率が48.5%増→2.8倍に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。半導体製造装置市場の成長が加速するなか、主力とする半導体検査・測定装置で車載パワーデバイス用の高付加価値品の受注が想定以上に伸びることが寄与。業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の20円→40円(前期は20円)に大幅増額修正したことも支援材料となった。前日終値ベースの予想PERが23.1倍→11.1倍に急低下する一方、期末配当利回りは2.71%に上昇し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■チタン工業 <4098>  3,125円  +502 円 (+19.1%) ストップ高   11:30現在
 チタン工業<4098>がストップ高の3125円まで買われ、なおも買いを集めている。この日、同社と東芝<6502>との「チタンニオブ複合酸化物電極用活物質及びそれを用いたリチウム二次電池」の特許が発行(登録日は12月1日)されたことが好材料視されているようだ。同特許は、リチウム二次電池の活物質として有用なチタンニオブ複合酸化物およびそれを用いたリチウム二次電池に関するもの。リチウム電池の負極材料として一般的なカーボン系負極ではなく、安価な固相法により電気容量が高く、サイクル容量維持率の優れたチタンニオブ複合酸化物を用いているとしている。

●ストップ高銘柄
 RSテクノ <3445>  6,720円  +1,000 円 (+17.5%) ストップ高   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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