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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

ガーラ <日足> 「株探」多機能チャートより

■ガーラ <4777>  516円 (+80円、+18.4%) ストップ高

 ガーラ <4777> [JQ]がストップ高。同社は19日、子会社のGala Mix(韓国)が自社開発した歩数計スマートフォンアプリ「Winwalk(ウィンウォーク)」のサービス提供をイギリスとフランスで開始したと発表。これが株価を刺激したようだ。ウィンウォークは、健康を維持するために歩いた歩数に対して報酬を得られる歩数アプリ。報酬としてコインがもらえ、そのコインをギフトカードなどに交換することができる。

■Ciメディカ <3540>  5,050円 (+705円、+16.2%) ストップ高

 歯愛メディカル <3540> [JQ]がストップ高。同社は歯科医院向けカタログ「Ciメディカル」を主力とする歯科向け通信販売の最大手。18日にジャスダック市場に新規上場しており、19日で上場2日目。初値は公開価格(3300円)を22%上回る4030円だった。12月のIPOラッシュが本格化しているが、東証1部に直接上場する企業を除けば、中小型株の新規上場では初値は公開価格との比較で2倍近くに跳ね上がる企業が多い。そのなか、同社株の上昇率は低く、株価には再評価余地が出ていたようだ。同社は「TOKYO PRO Market」上場企業が、既存の新興市場に移行する初の事例としても関心を集めている。

■オープンドア <3926>  7,070円 (+760円、+12.0%)

 東証1部の上昇率2位。オープンドア <3926> が続急騰。18日に発表した「中国最大の旅行会社と新規連携」が買い材料。中国最大の旅行会社Ctripが運営するオンライン旅行サイトの新ブランド「Trip.com」と連携開始。

■サイバダイン <7779>  1,825円 (+161円、+9.7%)

 CYBERDYNE <7779> [東証M]が大幅高で3連騰。18日、米FDAからロボットスーツ「医療用HAL」の医療機器承認を取得したことで、これを材料視する買いを呼び込む格好となった。また日本経済新聞が、同社とみずほ銀行、ベンチャーキャピタルのグローバル・ブレイン(東京・渋谷)が医療や人工知能(AI)など最先端分野の技術系ベンチャーに投資するファンドを年内にも設立する見通しを伝えたことも株価の刺激材料となったもようだ。

■イグニス <3689>  2,060円 (+170円、+9.0%)

 イグニス <3689> [東証M]が大幅高で3日ぶりに反発。18日の取引終了後、100%子会社スタジオキングが、スマートフォン向けゲーム最新作「メガスマッシュ」(メガスマ)の事前登録を開始し、ティザーサイトおよびプロモーションムービーを公開したと発表しており、これを好感した買いが入った。同タイトルは、指先ひとつで迫り来るモンスターや巨大なボスをなぎはらう爽快ぶっとばしアクションRPG。ストーリーを進行しながら一人でも遊べる「ストーリーモード」や、最大4人で協力をしながらクエストに挑む「共闘モード」などさまざまなクエストに挑戦することが可能な点が特徴という。また、事前登録開始に伴い、総勢6000人に豪華賞品が当たる「メガスマ 6週連続賞品争奪ぶっとばしキャンペーン」を開催している。

■タカキタ <6325>  1,025円 (+82円、+8.7%)

 東証1部の上昇率6位。タカキタ <6325> が続急伸。飼料系農業機械メーカーで商品開発力に定評がある。梱包作業機や有機肥料散布機などが好調で、17年4-9月期の営業利益は前年同期比34%増と急拡大、対通期進捗率は74%に達し、会社側が計画する8億円は上振れする可能性が高い。習近平1強体制のもと大規模な農業政策が推進されている中国向けに積極展開を図っており、中期成長力の高さが株価の見直しにつながっている。小型の除雪作業機も手掛け、大雪関連銘柄の一角としても人気素地を持つ。株式需給面では、買い残が枯れた状態で信用倍率が0.86倍と売り長で日証金でも株不足の傾向にあるなど、上値の軽さを反映している。

■レカム <3323>  119円 (+9円、+8.2%)

 レカム <3323> [JQ]が急反発。同社は18日取引終了後、光通信 <9435> とLED照明や業務用エアコンなどの環境関連事業で資本・業務提携することを発表し、これがサプライズを誘った。光通信子会社のアイ・イーグループ・エコ株式の51%を取得し、光通信グループと共同で環境関連事業を推進していく方針にあり、これによる業容拡大への期待が投資資金を呼び込む形となった。株価が100円近辺と超低位に位置していることも短期筋の食指を動かした。

■YKT <2693>  665円 (+50円、+8.1%)

 YKT <2693> [JQ]が続急伸。18日、東証が19日売買分から同社に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが買い材料視された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■ラウンドワン <4680>  1,891円 (+135円、+7.7%)

 東証1部の上昇率10位。ラウンドワン <4680> が急反発。大和証券は18日、同社株のレーティングを「3(中立)」から「1(買い)」へ2段階引き上げた。目標株価は1000円から2700円に見直した。既存店の力強い回復と北米の成長力を評価している。ボウリング、カラオケの小学生以下無料キャンペーンが既存店業績に大きく寄与している。また、北米店舗の利益貢献も始まっており、中期的な業績の牽引役になると見込んでいる。18年3月期の連結営業利益は前期比46%増の97億3000万円(会社予想81億500万円)と増額修正を見込んでおり、25年3月期の同利益は234億円に達すると予想している。

■日本モゲジS <7192>  2,383円 (+171円、+7.7%)

 日本モーゲージサービス <7192> [JQ]が3日ぶり反発。18日、東証が同社を25日付で東証2部に市場変更すると発表したことが買い材料視された。発表を受け、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■ライフフーズ <3065>  1,950円 (+127円、+7.0%)

 ライフフーズ <3065> [JQ]が大幅に3日続伸。18日、同社が株主優待制度を変更し、対象範囲を200株以上→100株以上に広げると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いが向かった。新制度では100株以上保有株主に対し、保有株数に応じて優待券1000円~6000円分、またはジェフグルメカード500円~3000円分を年2回贈呈する。現行は200株以上保有株主に、一律で優待券3000円分またはおこめ券3kg相当を年2回贈呈している。

※19日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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