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【材料】システム ディ---17/10期は営業利益が81.5%増、創業以来最高の売上と経常利益を達成

システムディ <日足> 「株探」多機能チャートより

システム ディ<3804>は14日、2017年10月期連結決算を発表した。売上高が前期比22.5%増の38.07億円、営業利益が同81.5%増の3.50億円、経常利益が同85.8%増の3.46億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同77.9%増の2.38億円となった。

公共の新規2事業(公教育・公会計)において業績を大きく伸ばすことができたとともに、先行3事業(学園・ウェルネス・ソフトエンジ)も順調に業績を積み重ね、その結果、創業以来最高の売上と経常利益を達成した。

学園ソリューション事業は、『キャンパスプラン.NET Framework』が引き続きユーザの高い支持を得て、安定した売上、営業利益を確保した。また、従来から取り組んでいた大規模大学案件への納品・売上計上を行った。

ウェルネスソリューション事業は、大手フィットネスクラブ向けカスタマイズ案件を手掛けるとともに、小中規模の施設に対してもASPサービスを多数導入することができ、サポート・クラウドといったランニング収入の増加も相まって、業績を大きく伸ばした。

ソフトエンジニアリング事業は、高機能かつコストパフォーマンスに優れたソフトが市場で高い評価を受けており、年々着実に業績を伸ばしている。また、新規開発の金融機関向けに特化した『規程管理システム金融機関版』は、複数の金融機関へ納入した。

公教育ソリューション事業は、昨年来の県向け大型案件に加えて、市町村向け案件の売上実績も大きく伸ばすことができた。また都道府県向け案件だけでなく、政令市を含めた市町村向け案件の引き合いが大幅に増加している。

公会計ソリューション事業は、公会計ソフトウェアのデファクトスタンダードとなった地方公会計パッケージソフト『PPP(トリプル・ピー) Ver.5 新統一基準対応版』が、大規模自治体をはじめ、公営企業なども含んだ多くの市町村自治体・公共団体が導入し、圧倒的なシェアを獲得した。

2018年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比12.3%減の33.39億円、営業利益が同9.2%増の3.83億円、経常利益が同9.8%増の3.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.7%増の2.56億円を見込んでいる。

《TN》

 提供:フィスコ

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