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【市況】概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は小反落、前経済発展大臣の有罪確定を嫌気

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 72607.70 +0.25%
15日のブラジル株式市場は小反発。主要指標のボベスパ指数は前日比178.77ポイント高(+0.25%)の72607.70で取引を終えた。72277.15から73068.80まで上昇した。

売りが先行した後は買い戻され、その後は狭いレンジでもみ合った。原油高が支援材料となり、資源の一角に買いが広がった。また、米株式市場の上昇など堅調な外部環境も買い安心感を与えた。一方、航空大手などの下落が指数の上値を押さえた。

【ロシア】MICEX指数 2143.99 -0.39%
15日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMICEX指数は前日比8.42ポイント安(-0.39%)の2143.99で取引を終了した。2151.23から2135.85まで下落した。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや拡大させた。ウリュカエフ前経済発展大臣の有罪確定が嫌気された。最高裁はウリュカエフ前経済発展大臣に対し、8年の禁固刑を宣告した。一方、原油価格の上昇が指数をサポート。また、利下げの実施も好感された。ロシア中央銀行は15日、政策金利を8.25%から7.75%まで引き下げると発表した。

【インド】SENSEX指数 33462.97 +0.65%
15日のインドSENSEX指数は続伸。前日比216.27ポイント高(+0.65%)の33462.97、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同81.15ポイント高(+0.79%)の10333.25で取引を終えた。

買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。成長ペースの回復観測が好感された。スタンダード・チャータードは最新リポートで、インド経済がすでに底を打ったとの見方を示し、向こう数四半期の成長率が7%台に回復すると予測。数年後は7.5%まで加速するとの見方を示した。

【中国本土】上海総合指数 3266.14 -0.80%
15日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比26.30ポイント安(-0.80%)の3266.14ポイントと続落した。

中国の金利高を警戒。中国人民銀行(中央銀行)は14日、中期流動性ファシリティ(MLF)とリバースレポの金利を引き上げた。上海銀行間取引金利(SHIBOR)の上昇基調は止まらず、3カ月物はこの日、約2年8カ月ぶりの高い水準を切り上げている。金融政策を巡っては、週明け18~20日に「中央経済工作会議」が開催される見通し。金融デレバレッジ(負債圧縮)の強化などがその場で打ち出される??との観測がある。

《NH》

 提供:フィスコ

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