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【市況】注目銘柄ダイジェスト(前場):三井住友、アイシン精機、ツナグSなど

パナソニック <日足> 「株探」多機能チャートより

パナソニック<6752>:1674円(+5.5円)
買い優勢。先週、トヨタ<7203>と車載電池での協業を検討することに合意と発表した。足元の業績動向は、引き続きテスラ・モデル3の出荷状況などに左右され不透明感は強く、原材料費の上昇もマイナス要因となる。ただ、今回の協業は結果的にテスラ依存度の高まりといったリスク要因を解消するもので、ポジティブに捉えるべき余地は大きい。EV用電池の本命とも指摘される全固体電池の協業進展なども、今後の大きなカタリストになっていこう。


アイシン精機<7259>:6040円(+120円)
4営業日ぶり反発。みずほ証券では投資評価「買い」を据え置き、目標株価を6,900円から7,200円に引き上げている。オートマチックトランスミッション(AT)の販売増加を主因とした業績拡大を予想しているが、その増加ペースは従来想定を上回るとの見解を示しているようである。


三井住友<8316>:4887円(+95円)
3営業日続伸で年初来高値に接近。米税制改革の行方が注目されるが、米共和党指導部は週末に、35%の連邦法人税率を2018年から21%に引き下げる大型減税法案を最終決定している。下院は早ければ19日、上院も20日に同法案を採決する方向で調整に入っており、懸念要因の払拭が改めて相場の先高期待に向かわせよう。


ツナグS<6551>:4795円(+610円)
一時ストップ高。1株につき3株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は12月31日(実質的には12月29日)。同社は今年6月にマザーズへ上場したが、現在、東証1部への市場変更申請を行う準備を進めているという。また、人材派遣事業等を展開するスタープランニングの全株式を取得し、子会社化することも発表している。スタープランニングは東北主要都市部でのマーケットに強みを持つ。


明豊エンター<8927>:443円(-)
ストップ高買い気配。17年8-10月期(第1四半期)決算を発表している。売上高は前年同期比2.6倍の38.13億円、営業利益は同10.1倍の9.39億円と大幅な増収増益となった。不動産分譲事業では、アパート開発事業である「MIJAS」シリーズを4棟売却し、中古物件リニューアル再販事業1棟の引渡しを行った。18年7月期の通期業績については、営業利益で前期比3.2倍の21.70億円とする従来予想を据え置いている。


FCM<5758>:3905円(-)
ストップ高買い気配。18年3月期業績予想の上方修正と期末配当の増額を発表している。営業利益見通しは従来の3.13億円から4.90億円(前期は2.86億円)へと引き上げた。電気機能線材事業は主力の建設・電販向け需要が旺盛で、平角線・異形線なども堅調に推移している。電子機能材事業では第3四半期に入り生産方法の改善効果が現れ始めたという。期末配当予想は1株当たり35.00円から56.00円(同32.00円)に修正している。

《WA》

 提供:フィスコ

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