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2017年12月15日05時20分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

フォーサイド <日足> 「株探」多機能チャートより

■フォーサイド <2330>  332円 (+63円、+23.4%)

 フォーサイド <2330> が急騰。同社は13日、チャイナ・ペイメント・ゲートウェイと業務提携し、中国市場向け課金決済サービス「We Chat Payment」を提供開始すると発表した。越境ECでの決済ツールとして同課金決済サービスの導入を可能にすることで、中国での事業収益拡大が加速するとの思惑が投機資金の流入を誘う格好となった。

■G-FACTORY <3474>  1,080円 (+150円、+16.1%) ストップ高

 G-FACTORY <3474> がストップ高。13日の取引終了後、香港やマカオ、中国で外食チェーンを展開するウエルコア・ホールディングスと、「名代 宇奈とと」の香港・マカオ・中国エリアのライセンス契約を締結したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。海外で日本のうなぎ料理の需要が高まっていることを受けて、ライセンス契約による「名代 宇奈とと」の展開を行うという。運営はウエルコア社の100%子会社「名代宇奈(中国)」が行い、18年度中に第1号店を出店する予定だ。

■栄電子 <7567>  756円 (+100円、+15.2%) ストップ高

 栄電子 <7567> がストップ高。スイッチング電源などに強みを持つ電子部品商社でIoT普及に伴いビジネスチャンスが広がっている。18年3月期は営業利益段階で85%増益を予想、株価はここ調整局面にあったが、足もと売りが一巡しPER15倍近辺と割高感もないことで投資資金の買いが集中した。

■正栄食品工業 <8079>  5,520円 (+705円、+14.6%) ストップ高

 東証1部の上昇率トップ。13日、正栄食品工業 <8079> が決算を発表。17年10月期の連結経常利益は前の期比18.0%増の54.6億円で着地。続く18年10月期も前期比5.3%増の57.5億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。前期は乳製品や菓子、ナッツ類が好調だったほか、工場稼働率の向上などで採算が大きく改善した。今期は健康志向が続くなか、オリジナル開発・加工品の品揃えを強化し、2期連続の増収増益を狙う。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比6円増の46円に増配する方針とした。併せて、発行済み株式数の19.2%にあたる405万9914株の自社株を消却することも発表しており、株主還元を好感する買いも向かった。なお、消却予定日は12月26日。

■テンポイノベーション <3484>  5,580円 (+700円、+14.3%) ストップ高

 13日、テンポイノベーション <3484> [東証M]が1月31日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施すると発表。最低投資金額が現在の4分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。併せて、18年3月期の期末一括配当を従来計画の24.6円→8円(前期は246円)に修正したことも支援材料となった。年間配当は実質30.1%の増額となる。堅調な業績や財務状況を踏まえ、株主への利益還元を増やす。

■SGホールディングス <9143>  2,170円 (+264円、+13.9%)

 東証1部の上昇率2位。SGホールディングス <9143> が急騰。同社は一般貨物自動車運送事業などを行うグループ会社の経営管理およびそれに付帯または関連する業務などを手掛ける物流の大手。13日に東証1部市場に新規上場し、公開価格と同じ1620円カイ気配でスタート。その後も気配値を切り上げる展開となっていたが、公開価格を280円(17.2%)上回る1900円で初値をつけた。初値形成後は一時、1945円まで買い進まれる場面があったものの、その後は全体相場軟調の影響もあり、1800円台での推移となっていたが、後場に入って盛り返す展開となり、上場初日の終値は1906円と公開価格を286円(17.6%)上回った。きょうは、全般地合いがやや軟調ななかにあっても、新規上場で上値圧迫要因がないことから、値動きの良さに注目して買いが集まっているようだ。

■シンシア <7782>  1,113円 (+132円、+13.5%)

 13日、東証がシンシア <7782> [東証M]を20日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■くらコーポレーション <2695>  6,100円 (+680円、+12.6%)

 東証1部の上昇率3位。くらコーポレーション <2695> が急反騰、一気に9月4日以来となる6000円台を回復した。13日に発表した17年10月期の連結経常利益は前の期比7.0%増の72.8億円で着地。第3四半期累計時点では1.0%減益だっただけに、増益を確保したことが好感されたようだ。前期は22店舗を新規出店したほか、「糖質オフシリーズ」などの新メニュー投入や上質ネタを提供する販売促進を実施。販管費の増加などによる採算悪化を円安による為替差損益の好転で吸収し、増益を確保した。あわせて発表した18年10月期は前期比0.2%増の73億円と5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

■セレス <3696>  2,110円 (+211円、+11.1%)

 東証1部の上昇率4位。セレス <3696> が急騰。今週11日朝(日本時間)にビットコイン先物がシカゴ・オプション取引所に上場。株式市場でも関連銘柄が注目されるなか、ビットコインのマイニング(採掘)事業に傘下企業を通じ積極参入する同社株に買いが流入した。また、PERはやや高いものの、業績は急成長をみせており、前16年12月期までの直近3年間の年平均利益成長率は、営業利益段階で57%増と極めて高い点が評価されている。17年12月期営業利益も前期比61.6%増の9億円を見込んでいる。

■Tホライゾン <6629>  537円 (+53円、+11.0%)

 テクノホライゾン・ホールディングス <6629> が急反発。人工知能(AI)分野のキーカンパニーに位置づけられる米半導体大手エヌビディアの日本企業との連携に注目が集まっている。エヌビディアはコンピューターの演算処理の高速化に貢献するGPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)を開発しており、13日にはコマツ <6301> との提携を発表、GPUの供給によりコマツは建機の自動運転化実現へと本格的に踏み出す。テクノホライゾンもエヌビディアのAIスーパーコンピューターモジュールに対応する組み込みプラットフォームの販売を手掛けるなど提携関係にあり、エヌビディア関連の一角として上値期待が膨らんでいる。

■ウイン・パートナーズ <3183>  1,419円 (+108円、+8.2%)

 東証1部の上昇率9位。13日、ウイン・パートナーズ <3183> が18年3月期の連結最終利益を従来予想の22.3億円→29.1億円に30.7%上方修正。増益率が4.2%増→36.1%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。医療機器の販売を手掛ける大沢商事の子会社化に伴い、負ののれん発生益6.8億円を計上することが上振れの要因。

■サンバイオ <4592>  3,360円 (+245円、+7.9%)

 サンバイオ <4592> が大幅高で連日の上場来高値更新。同社は再生細胞薬の開発を手掛けるバイオベンチャーで、脳神経系疾患などを中心に展開、慢性期脳梗塞や外傷性脳損傷を対象とした治療薬に期待が大きい。同社は14日午前、再生細胞薬SB623の慢性期脳梗塞を対象としたフェーズ2b臨床試験に対し、カリフォルニア州再生医療機構から総額2000万ドルの補助金を獲得しており、米国時間13日付で、補助金のうち、患者組み入れ85%達成分の補助金410万ドルを受領したことを発表した。前日に発表した18年1月期第3四半期累計の決算は営業損益段階で31億6900万円の赤字と前年同期比で損失幅が拡大しているが、これは株価には織り込まれていた。

■グッドコムアセット <3475>  1,446円 (+103円、+7.7%)

 グッドコムアセット <3475> が急伸。PERは12倍近辺と依然として割安水準にある。同社は11日、18年10月期通期の連結業績予想を発表した。売上高は102億8400万円(前期比4.6%増)、経常利益は10億3000万円(同25.6%増)、最終利益は7億2300万円(同16.6%増)を見込んでいる。今期は主力の東京23区を中心とする投資用マンションの販売で、前期比12.7%増の365戸の販売を見込んでいる。また、業績好調に伴い今期の年間配当は前期比5円増の25円に増配する方針としている。

※14日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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