市場ニュース

戻る
 

【市況】<マ-ケット日報> 2017年12月13日

 13日の市場は日経平均が続落。終値は前日比108円安の2万2758円だった。前日の米国株は上昇したが一部ハイテク株下落の影響を受けてやや売りに押される展開。途中、米アラバマ州上院補選で共和党候補敗北の報が伝わると、税制改革の先行き不透明感から先物売りが強まり下げ幅を拡大してしまった。終盤はじわりと下げ幅を縮め押し目買い意欲の強いところを見せたが、今晩の米国市場の動きはやはり多少なりとも気掛かりではある。

 昨日の米国市場は卸売物価の予想以上の上昇を好感してダウ平均が4日続伸。3日続けて史上最高値を更新した。ダウ平均は2万4500ドルの大台へ乗せ、ついに2万5000ドルを視野に入れた強気相場へと発展している。この日は他の経済指標も景気の絶好調ぶりを示唆。今晩にも決まる利上げも既定路線でかえって金利上昇を前向きに捉える雰囲気がこの日はあった。

 さて、東京市場は日経平均が2万3000円の大台を前にやや足踏みを迫られている状態で、この日も外部要因を気にして小口売りに押される1日となってしまった。ドル・円相場の動きを見れば今晩の米国市場は落ち着いた値動きが予想されるが、やはり利上げを無事に見届けてからの動きとなろう。日経平均の日足チャートは引き続き25日移動平均線(2万2570円)にサポートされた下値切り上げ型の基調にあり、外部に問題がなければ明日くらいから反発に転じてくる流れと映る。押し目買い基調は継続だ。(ストック・データバンク 編集部)

株探からのお知らせ

    日経平均