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【通貨】今日の為替市場ポイント:米FOMC会合の結果判明を待つ状況

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

12日のドル・円相場は、東京市場では113円58銭から113円37銭まで下落。欧米市場では113円75銭まで買われた後に113円38銭まで反落し、113円55銭で取引を終えた。

本日13日のドル・円は、113円台半ばで推移か。良好な内容の米インフレ関連指標や米長期金利の上昇を背景にドル買い・円売りが継続している。米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明を控えて様子見姿勢が強まる中、113円台半ばから後半の水準でレンジ内取引となりそうだ。

11月の米卸売物価指数(PPI)が前月比0.4%上昇したほか、エネルギーと食品を除いたコア指数は同比0.3%上昇、前年比では2.4%上昇となった。コア指数は市場予想と一致したが、インフレ鈍化を示すデータではなかったことから、ドル買い・円売りが継続している。また、米長期金利が小幅に上昇したことも、ドル買いの支援材料となっている。

ただ、13日(米東部時間)の米FOMCの声明や、同日に発表される米消費者物価指数(CPI)の内容を見極めたいとの思惑から、市場参加者の間では模様眺めムードが一段と広がっている。本日の東京市場では、日経平均株価の動向をにらみ、113円台半ばから後半の水準で小動きに推移すると展開となろう。

《CS》

 提供:フィスコ

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