【市況】UBS、データ照合にイーサリアムを活用【フィスコ・ビットコインニュース】
UBSが、バークレイズ、クレディスイス、ロイターなどと協力してイーサリアムを活用したデータ照合の簡素化に取り組んでいる。
イーサリアムとはスマートコントラクト(契約の自動化)を行うためのプロジェクトで、このプロジェクトのネットワークを機能させる同名の仮想通貨であるイーサリアムは仮想通貨市場の時価総額でビットコインに次いで2位である。
UBSの目的は、膨大なカウンターパートに関するデータの照合をイーサリアムの技術を利用して簡素化させることにある。このプロジェクトはMassive Autonomous Distributed Reconciliation platform(Madrec)の名で発足し、多数の金融機関が参加している。
日本では2018年より、三菱東京UFJ銀行が仮想通貨リップルの技術を利用してバンクオブアメリカを含む大手6行と国際送金を行う予定であることを発表している。
仮想通貨ビットコインの基盤技術として誕生したブロックチェーン技術を、金融機関が導入する取り組みは今後も続きそうだ。
《SI》
提供:フィスコ