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【市況】11時00分時点の日経平均は3日ぶり小幅反落、SUMCOや東エレクなどハイテク株軟調

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

11時00分現在の日経平均株価は22806.17円(前週末比4.91円安)で推移している。8日の米国市場でNYダウは117ドル高となり、過去最高値を更新した。11月雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を上回ったことなどが好感された。本日の日経平均はこうした流れを受けて83円高からスタートし、朝方には22900円に乗せる場面も見られた。しかし、直近2営業日で計634円ほど上昇していることから、上値では利益確定売りが出やすく、買いが一巡すると前週末終値近辺でのもみ合いが続いている。

個別では、ソニー<6758>、SUMCO<3436>、東エレク<8035>、安川電<6506>、キーエンス<6861>といったハイテク株が軟調。ファーストリテ<9983>やトヨタ自<7203>は小安い。また、田淵電<6624>、キリン堂HD<3194>に加え、決算がマイナス視された三井ハイテク<6966>やカナモト<9678>、リニア工事の入札で不正の疑いと報じられた大林組<1802>が東証1部下落率上位に顔を出している。一方、米利上げへの期待から三菱UFJ<8306>やみずほ<8411>といったメガバンク株が堅調。三井住友<8316>は2%高と上げが目立つ。その他では、ソフトバンクG<9984>、神戸鋼<5406>、KDDI<9433>などがしっかり。任天堂<7974>は小幅高で推移している。また、ソースネクスト<4344>のほか、前週末に決算発表した学情<2301>や鳥貴族<3193>が東証1部上昇率上位に顔を出している。

(株式アナリスト 小林大純)

《HK》

 提供:フィスコ

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