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【経済】今週のマーケット展望「日経平均は23000円の大台乗せなるか」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(飯村真由)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

こんにちは、フィスコリサーチアナリスト飯村真由の「マネックス証券の気になるレポート」です。先週末の日経平均は週半ばに支持線として意識されていた25日線を割り込む場面もありました。しかし、週末にかけて大きく反発し、22800円台を回復しています。今週は一体どのような展開になるのでしょうか。さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、12月11日に配信されました。その中から今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。

広木さんは今週の焦点について、『日経平均が終値で2万3000円の大台に乗せて年初来高値を更新するかどうかだ。日経平均は先週、今年最大の下落に見舞われた場面があったが、その後2営業日でそれぞれ300円超、合計で600円超の大幅高を演じ、下げを一気に取り戻した。この相場の反発力の強さと、外部環境の良さ(NYダウの最高値更新、雇用統計、113円台半ばまでの円安進行等)を勘案すると週明けも買い先行で始まりそうだ』と伝えています。実際に11日の寄り付きは前週末比83.22円高の22811.08円と買い先行でスタートしました。

続けて、今週の重要なイベントの1つとしてFOMC(米連邦公開市場委員会)を挙げているものの、利上げについては、『市場でほぼ織り込まれており材料にはならない』としており、『来年以降の利上げペースでドットチャートに変化があるかを見守りたい』とポイントを述べています。

また、もう1つの重要なイベントとして、15日に発表される全国企業短期経済観測調査(12月短観)を挙げ、『今回の注目は大企業に加え、中堅、中小を合わせた全規模全産業の業況判断DIだ。前回はプラス15と、1991年以来26年ぶり水準。すなわち日経平均と同じである。これがどこまでバブル期の水準に迫れるか注目したい』との見解を述べています。

さらに、8日に発表されたGDP改定値を押し上げたことから設備投資計画にも注目しており、『9月調査では、17年度の設備投資計画(全規模全産業、ソフトウエアを含み土地・研究開発を除く)は前年度比8.1%増と前年同時期の調査の伸びを3.5ポイント上回った。これが加速しているようだと設備投資関連銘柄がにぎわいそうだ』と言及しています。

飯村真由の「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを飯村真由の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。

フィスコリサーチアナリスト飯村真由

《DM》

 提供:フィスコ

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