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【通貨】今日の為替市場ポイント:引き続き日経平均株価の動向を注視する展開

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

5日のドル・円相場は、東京市場では112円38銭から112円70銭まで上昇。欧米市場では112円41銭まで売られた後、一時112円87銭まで買われたが、112円60銭で取引を終えた。

本日6日のドル・円は、主に112円台半ばで推移か。新規材料難で方向感にかける中でドル買い・円売りが優勢となっている。日経平均株価の動きを眺め、112円台半ばで底堅く推移する展開となりそうだ。

目先の手掛かり材料難の中、持ち高調整目的とみられるドル買い・円売りが優勢となっている。ただ、米株式市場の下落や米長期金利の小幅な低下を背景にドルの上値は重い展開となっている。また、6日(米国東部時間)に発表される11月の米ADP雇用統計を控えて内容を見極めたいとの思惑も広がり、積極的な商いは手控えられそうだ。

市場では米税制改革をめぐる思惑が交錯している。法人税の引き上げ時期など上下両院で違いが見られることから議会通過に必要な法案の一本化への調整が難航するとの見方がある一方で、年内の法案成立への楽観的な見方も浮上しており、引き続き動向を注視する展開となりそうだ。本日の東京市場では、日経平均株価が反発した場合、ドル・円は112円台半ばで底堅く推移すると予想する。

《CS》

 提供:フィスコ

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