【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (12月5日記)
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
日経平均株価は、昨日の価格が下げたことで、11月9日の戻り高値2万3382円が重い抵抗になっていることを再確認しました。
再度上昇するきっかけがあるとするなら、週末の米雇用統計やFOMCをきっかけに大きく円安へ振れる動きになったときです。
その場合でも、目先の下げ幅が大きくなると、上昇余力がなくなるため、そういう動きが少しでも残されるとするなら、本日は昨日の下げ分を戻す動きになる必要があります。
本日の価格が下げるなら、その時点で、年内に2万3382円を越えられないだけではなく、現在が下降の途中で、2万1000円以下を目指す動きへ入っていることも考慮しておく必要が出てきます。
弱気の展開になる場合、本日は2万2400円以下まで下げることも考えられます。
本日は、寄り付き後の下げに注意が必要です。
情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend
【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。
◆伊藤智洋のチャート分析の決定版◆
「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)。
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