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【市況】24日の米国市場ダイジェスト:ダウ31ドル高、年末商戦への期待広がる

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

■NY株式:ダウ31ドル高、年末商戦への期待広がる

24日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は31.81ドル高の23557.99、ナスダックは21.80ポイント高の6889.16で取引を終了した。感謝祭翌日で午後1時までの短縮取引となった。ブラックフライデーで年末商戦の動向が注目される中、緩やかに上昇する展開となった。S&P500指数が2600ポイントの節目を初めて上回るなど、主要株式指数は揃って過去最高値を更新した。セクター別では、半導体・半導体製造装置や小売が上昇する一方でメディアや食品・生活必需品小売が下落した。

年末商戦への期待感からオンライン小売のアマゾン(AMZN)のほか、百貨店のメーシーズ(M)やアパレルのギャップ(GPS)などが堅調推移となった。ゼネラル・エレクトリック(GE)は、社外取締役を務めるロウズ(L)のティッシュCEOが5300万ドル相当のGE株を書いましたことが明らかとなり緩やかに上昇。電気自動車のテスラ(TSLA)は、先日発表したトラックの販売価格が予想より低い15万~20万ドルになることを明らかにして上昇。

本日の株価上昇を受けて、世界一の富豪であるアマゾンのジェフ・ベゾスCEOの保有資産は1000億ドルを初めて上回った。

Horiko Capital Management LLC


■NY為替:米国の年末商戦に期待高まる

24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円32銭から111円62銭まで上昇し、111円55銭で引けた。予想を下回った米国の11月製造業PMI速報値を嫌ったドル売りが一時強まったが、ブラックフライデーでの小売りが好調で年末商戦への期待が高まり、株高、米債利回りの上昇でドル買い・円売りが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.1878ドルから1.1944ドルまで上昇し、1.1931ドルで引けた。ドイツの11月IFO企業景況感指数が過去最高に達したほか、大連立政権の樹立期待が強まりユーロ買いに拍車がかかった。ユーロ・円は、132円26銭から133円24銭まで上昇。


■NY原油:大幅続伸、OPECとロシアは減産体制延長で合意


24日のNY原油先物1月限は大幅続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は前日比+0.93ドルの58.95ドルで取引を終えた。一時59ドル台に上昇した。石油輸出国機構(OPEC)とロシアは現行の減産体制を延長することで合意したとの報道や、カナダから米国へのパイプラインの供給停止が続いており、主要備蓄施設への原油供給が減少するとの見方が広がっていることが原油先物相場を押し上げた。



■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  26.59ドル -0.07ドル(-0.26%)
モルガン・スタンレー(MS) 49.06ドル -0.03ドル(-0.06%)
ゴールドマン・サックス(GS)235.95ドル -0.48ドル(-0.20%)
インテル(INTC)      44.75ドル +0.10ドル(+0.22%)
アップル(AAPL)      174.97ドル +0.01ドル(+0.01%)
アルファベット(GOOG)   1040.61ドル +4.65ドル(+0.45%)
フェイスブック(FB)    182.78ドル +1.91ドル(+1.06%)
キャタピラー(CAT)     137.39ドル -0.62ドル(-0.45%)
アルコア(AA)       42.21ドル -0.43ドル(-1.01%)
ウォルマート(WMT)     96.62ドル +0.21ドル(+0.22%)
スプリント(S)       6.15ドル 0.00ドル(0.00%)

《SK》

 提供:フィスコ

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