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【経済】豊作のシカゴコーンが買い場?その背景は? サンワード貿易の松永氏


こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。前回のシカゴコーンのレポートで、今は需給相場に入っていること、米国産トウモロコシが豊作であることをお伝えしましたね。

レポートではトウモロコシの需給について、『米農務省が11月9日に発表した需給報告では、今年の米国産トウモロコシの1エーカー当たりの単収見通しを、前月発表値の171.8ブッシェルから175.4ブッシェルに引き上げました。これを受けてシカゴコーンが一段安となりました』と伝えています。

今後の値動きについては、『1エーカー当たりの維持コストを過去5年の平均である683.88ドルで計算すると、1ブッシェル当たりの生産コストは、683.88ドル÷175.4ブッシェル=約390セントとなります。それに対して現在のシカゴコーンが337セントまで下落しているので、「下値は限定的」と考えるべきかもしれません』との見解となっています。

さらに、『今年の単収は昨年を0.8ブッシェル上回る175.4ブッシェルですから、昨年と同様に11月頃から上昇基調に転じて生産コスト付近まで上昇する可能性があります』と分析しており、『「採算を買い、人気を売る」という商品相場特有の格言もあり、生産コストを60セントほど割り込んだ現在のシカゴコーンは、「買いの急所」となるのかもしれません』と紐解いておりますので、買い場を探すのも一考かもしれません。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の11月15日付「トウモロコシ市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子

《DM》

 提供:フィスコ

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