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【材料】RIZAP-G---ローカライズの徹底により、海外既存店舗が軒並み黒字化。新店舗出店で成長スピードの加速図る


RIZAPグループ<2928>は、以前よりアジア圏を中心にRIZAPのボディメイク事業を海外で展開してきたが、最近は運営方法の変更を進めている。日本からトレーナーや事業管理者を派遣する従来のやり方を改め、現地スタッフを登用する運営方法に舵を切り始めたのだ。広告宣伝等も現地のやり方を取り入れ、事業全般にわたってローカライズを徹底した結果、業績は大きく改善されつつある。直近の2018年3月期第2四半期決算では、海外店舗の黒字化を達成した。

同社グループの事業ドメインである「自己投資産業」は、全世界で50兆円以上とも試算されている。RIZAP関連事業もボディメイク以外に続々と展開されており、今後更なる事業拡大が想定される。米国の経済学者であるロバート・フォーゲル氏は、「世界中に広まった豊かさは、全人口のほんの一握りの人たちのものであった『自己実現の欲求』をほとんど全ての人に広げることを可能にした」と表現した。

同社グループは、今月14日に海外展開強化の方針を打ち出し、台湾とシンガポールに第2号店の出店を発表している。台湾とシンガポールでは、人々のダイエットや健康に対する興味・関心の高まりとともにフィットネスクラブ市場は拡大を続けており、両店の展開が注目されている。

株価は5日続伸、本日は10%超の上昇をみせており連日の上場来高値を更新し、時価総額7,000億円を突破した。利益確定売りも出やすい局面ではあるが、節目の3,000円も意識される展開となろう。

《MW》

 提供:フィスコ

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