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【市況】<マ-ケット日報> 2017年11月22日

 22日の市場は日経平均が続伸。終値は前日比106円高の2万2523円で、今月10日以来の水準まで回復してきた。前日の米株高や中国などアジア地域の株高を受けて買い優勢の展開に。明日が祝日ということで後場は伸び悩んでしまったが、外部環境に明るさが戻っていることは今後の大きな支えとなりそうだ。外国人投資家が日本株に対して再びリスクオン姿勢になる可能性が出てきている。

 昨日の米国市場は欧州など海外の株高を受けてダウ平均が大幅続伸。約2週間ぶりに史上最高値を更新した。前日は日本を始め欧州や新興国でも株高が進行。投資家がリスクを取る姿勢を強めており米国株もこれに乗った格好だ。この日発表された経済指標も好調で、ナスダック指数、S&P500種ともに史上最高値を更新している。

 さて、一時材料不足に陥っていた東京市場だが、きのう、今日と海外の株高に後押しされて、日経平均は2万2500円を終値で超えるなど状況は一歩前進となっている。電機・半導体株中心に外国人買いが入り需給面でも明るい兆し。後場は祝日を前に手じまい売りがやや優勢となったが、中期的な先高観は衰えておらず日柄調整も早めに終了しそうな気配である。今後もじわりとした株高が進行しそうだ。

 個別では世界初の全固体電池を開発したTDK <6762> が大幅高。世界景気の拡大期待から自動車、電機、機械株なども買われている。(ストック・データバンク 編集部)

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