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【市況】21日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高と続伸、平安保険は連日で高値更新

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

21日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比18.10ポイント(0.53%)高の3410.50ポイントと続伸している。上海A株指数も上昇し、19.00ポイント(0.53%)高の3571.98ポイントで取引を終えた。

中国の景気期待が強まっている。複数のメディアが「中国の2017年経済成長率に言及し、国家発展改革委員会の范恒山・副秘書長が予想を上回る6.8~6.9%で着地する見込み。18年は6.5%を超える可能性があると指摘した」と伝えた。中国政府は今年通年のGDP成長率について、目標値を「6.5%前後」に設定している。

業況の改善期待が大きい保険株と証券株が相場をけん引。招商証券(600999/SH)が5.4%、国泰君安証券(601211/SH)が2.7%、中国平安保険(601318/SH)が3.6%、中国人寿保険(601628/SH)が1.8%ずつ上昇した。平安保険株に関しては、傘下企業の分離上場に対する期待感も追い風。同社株は連日で上場来高値を更新した。不動産株やゼネコン株、鉄鋼株の一角などもしっかり。

量販店や家電などの消費関連株も物色される。スーパーチェーンの永輝超市(601933/SH)が7.0%高、白物家電最大手の青島海爾(青島ハイアール:600690/SH)が6.3%高、深セン上場で家電・産ロボメーカーの美的集団(000333/SZ)が5.6%高と値を上げた。そろって上場来高値を切り上げている。

外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が0.37ポイント(0.11%)高の343.07ポイント、深センB株指数が10.67ポイント(0.90%)高の1193.61ポイントで終了した。

【亜州IR】

《CS》

 提供:フィスコ

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