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【市況】中小型株へのシフトがより強まる展開へ【クロージング】

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

21日の日経平均は反発。154.72円高の22416.48円(出来高概算15億2000万株)で取引を終えた。米株高の流れを受け、シカゴ日経225先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まった。その後は一時22563.25円まで上げ幅を広げる場面もみられたが上値も重く、その後は22500円を挟んでの狭いレンジ取引が続いた。後場は22500円手前での上値の重さが意識されるなか、大引けにかけては上げ幅を縮めており、後場の安値で取引を終えている。

セクターでは石油石炭、非鉄金属、鉱業、機械、化学、証券、金属製品、輸送用機器が上昇。一方で、パルプ紙、その他製品、医薬品、保険、サービスが小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1400を超えており、7割近くを占めている。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、信越化<4063>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>がけん引。

日経平均はこう着ながらも5日線を上回っての推移となった。昨日が5日線を挟んでの攻防だったこともあり、一先ず同線が支持線として機能する格好。明日は祝日を前に海外勢のフローがより限られている可能性があるが、同時に指値も薄く、インデックスに絡んだ売買で大きく振れやすい面もあろう。手がけづらさが意識されるなか、物色は中小型株へのシフトがより強まる展開が意識されそうだ。(村瀬 智一)

《AK》

 提供:フィスコ

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