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【材料】日本ライフライン--内視鏡アブレーションシステム「HeartLight(ハートライト)」の国内初症例実施を発表

日本ライフL <日足> 「株探」多機能チャートより

日本ライフライン<7575>は、心臓循環器領域の医療機器を扱う輸入商社。メーカー機能も有し、自社製品比率は過半を超える。高齢化による循環器系疾患の患者数増加と医療技術の進歩が同社の持続的な高成長を可能に。

同社は20日、2017年7月28日に薬事承認を取得した米国カーディオフォーカス社製内視鏡アブレーションシステム「HeartLight(ハートライト)」の国内初症例を実施したことを公表した。
「HeartLight」は、心房細動治療の国内初のレーザーと内視鏡を用いたアブレーションシステムであり、内視鏡を介した直視下で肺静脈を確認しながら精緻に焼灼ができることから、合併症のリスクの低減及び安全で確実な治療が期待されている。
今回、指導医としてドイツよりレーザーバルーン治療の第一人者であるCardiovascular Center BethanienのBoris Schmidt先生を招聘し、東京医科歯科大学循環器内科平尾見三教授とともに東京医科歯科大学医学部附属病院にて初症例を実施した。今後、筑波大学附属病院、東京慈恵会医科大学附属病院、横浜市立みなと赤十字病院にて順次症例が実施されていく予定。
なお、本品は新規性が高い医療機器であることから、同社は2019年3月期上半期(2019年4月1日~9月30日)の上市に向け医療機関への適正使用のトレーニングや啓蒙を継続して行っていく意向。

心房細動治療の症例数増加で自社製カテーテルが好調。外科領域でも胸部大動脈手術で必要な製品として自社製グラフトの利用が浸透。好採算の自社製品の成長と新商品の寄与で18.3期は2桁増収増益へ。株価は上昇基調。

《MW》

 提供:フィスコ

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