市場ニュース

戻る
 

【市況】NY株式:ダウ72ドル高、税制改革を巡る先行き懸念が上値を抑える

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

20日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は72.09ドル高の23430.33、ナスダックは7.92ポイント高の6790.71で取引を終了した。ドイツの政局混乱に対する懸念が一服し買いが先行。10月景気先行指数が予想を上振れたほか、先週の株価下落を受けた買い戻しが入り、堅調推移。一方で、税制改革を巡る不透明感から投資家のリスク回避姿勢も根強く、上値は限られた。セクター別では、自動車・自動車部品や電気通信サービスが上昇する一方でメディアや医薬品・バイオテクノロジーが下落した。

半導体のマーベル・テクノロジー・グループ(MRVL)は、同業カビウム(CAVM)と60億ドルで買収合意し、上昇。自動車部品メーカーのデルファイ・オートモーティブ(DLPH)はバンク・オブ・アメリカによる投資判断引き上げを受け、堅調推移。中国電子商取引のアリババ・グループ(BABA)は中国スーパー大手のサン・アート株を29億ドル相当取得し、買われた。一方で、ヘルスケアサービスのカーディナル・ヘルス(CAH)はモルガン・スタンレーによる投資判断引き下げを受け、下落した。

中国のアルミニウム製錬業者が冬季の減産を実施しないとの報道を受けてアルミ価格が下落しており、アルコア(AA)やコンステリウム(CSTM)など非鉄金属銘柄に売りが広がった。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均